ゴエモンのつぶやき

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リオパラリンピック・ザナルディのメダルに感動 両脚切断、不屈の元F1ドライバー

2016年10月29日 01時08分09秒 | 障害者の自立

 リオデジャネイロ・パラリンピックで、注目していた選手が2つの金メダルを獲得した。自転車・ハンドサイクル(運動機能障害H5)のアレッサンドロ・ザナルディ(50)=イタリア=だ。

 タイムトライアル(TT)で優勝。ロードレースは銀メダルだったが、リレーで2つめの金を獲得した。彼のメダルは前回ロンドン大会と合わせて金4、銀2となった。

 「今となっては、あの事故でさえも、自分の人生で最大の機会だった」

 TTの優勝後、かつて元F1ドライバーだったザナルディは語った。

 アイルトン・セナ(ブラジル)らと同時代の1991年、F1にデビュー。成績は残せなかったが、米最高峰・CART(現インディカー)で転向2年目の97年から2年連続で王座を獲得した。ところが2001年9月15日、レース中に時速320キロでクラッシュ、両太ももから下を失った。一命は取り留めたが、車いすの生活になった。

 尊敬すべき不屈の精神を示したのは、そこからだ。特別仕様のレーシングカーでレースに復帰。また人脈を生かして自ら義足や車いす、ハンドサイクルを製作し、ニューヨークマラソンなどに出場すると、本格的にトレーニングを始めてロンドン、そしてリオでの金メダルにつなげた。F1時代よりはるかにたくましくなった両腕を掲げてほほ笑む写真を見ると、乗り越えてきた苦闘の数々をしのばざるを得ない。

 前回の当欄で、障害者選手との向き合い方に難しさを感じていると書いた。感動をあおる報道姿勢に「感動ポルノ」という批判があることも。

 私がザナルディの姿に感動したのは、F1時代から彼を知る背景があるからで、それがなければ冒頭の彼の言葉の深みも理解しづらいだろう。情報の受け手が感動し、自身を振り返るキッカケにできるよう、その背景を伝えるのが、われわれの仕事。押しつけや作為を避けつつ、いかに事実を伝えるかを常に考えなければならないと思う。

 今月23日に50歳となったザナルディ。東京大会について聞かれ、「そのときは53歳。多分メカニックとして参加するんじゃないかな」と答えた。選手でもスタッフでも、ぜひ話を聞きたいと、待ち遠しく思っている。

男子ハンドサイクル個人ロードタイムトライアルで力走するアレッサンドロ・ザナルディ=リオデジャネイロ

                 

金メダルを獲得し、自転車を持ち上げ喜ぶアレッサンドロ・ザナルディ=リオデジャネイロ

金メダルを獲得し、表彰台で感極まるアレッサンドロ・ザナルディ=リオデジャネイロ

2016/10/27   Cyclist(サイクリスト)

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