ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

次世代型電動車いす製作 「乗り心地」売りに世界販売を拡大

2016年11月08日 01時46分23秒 | 障害者の自立

 斬新なデザインや形状をまとった次世代型電動車いすを製作するWHILL(ウィル)。社名と同じ名前の製品は、今年2月に米食品医薬品局(FDA)から医療機器の認可を取得し、米国でも販売が本格化した。日本版ともいえる「Model A」の本体価格が99万5000円(非課税)と高価にもかかわらず累計800台を販売した。

 既存品との決定的な違いは乗り心地。2つの前輪の片側に幅6センチと4センチの小さなタイヤを交互に計24個配列。振動を極限まで抑え、砂利道や砂の上でも安定走行できる。電動車いすでは珍しい4輪駆動を採用し、最大7.5センチの段差も軽々と乗り越えられる。

 操作面にも新しい工夫がある。スマートフォンに専用アプリを取り込めば、介助者も速度などを細かく設定できる。

 WHILL誕生のきっかけは2010年にまで遡(さかのぼ)る。日本市場向け電動車いすの新たなコンセプトについて障害者の生の声を集めようと、共同創業者の杉江理最高経営責任者(CEO)が神奈川県総合リハビリセンター(厚木市)を訪れ、あるユーザーから「100メートル先のコンビニに行くこともあきらめてしまう」と聞いたからだ。

 この言葉を胸に開発に着手。「誰もが乗ってみたいと思える車いすを」(杉江CEO)とのコンセプトで試作機を製作し、11年秋の東京モーターショーに展示した。開発や出展の費用600万円は、全て自己資金とネット上で不特定多数の人から資金を集めるクラウドファンディングでまかなった。

 市販は時期尚早と考えていたが、試作機開発に協力してもらった車いすメーカー、オーエックスエンジニアリング(千葉市若葉区)の創業者、石井重行氏(故人)から「製品化するつもりがないなら試作機を見せるだけ残酷だ。いますぐ止めろ」と忠告された。

 杉江CEOと日本法人の内藤淳平社長、福岡宗明・最高技術責任者(CTO)の3人は、車いすユーザーである石井氏の言葉を重く受け止め、勤めていた会社を退職し、起業した。

 その後、金属加工の浜野製作所(東京都墨田区)から、量産部品の試作などで協力を受け、14年9月からModel Aの出荷が始まる。順調に注文が入ったことで、台湾での生産による量産がスタート。今年春からは米国向けの「Model M」も投入した。

 内藤社長は「WHILLの主役は乗っていただく一人一人で私たちは黒子。多くの障害者が前を向いて生きていけるよう後押ししたい」と力強く語る。

WHILLの電動車いす「ModelA」(同社提供)

2016.11.7    SankeiBiz

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 園内生活全て英語 名取の保... | トップ | お爺さんにこの映画を薦めら... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

障害者の自立」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL