ゴエモンのつぶやき

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メニュー選ぶ喜びを 千歳・北星病院「カフェセレクト食」導入

2017年07月13日 02時13分30秒 | 障害者の自立

 千歳の北星病院=清流=は今月3日から、摂食・嚥下(えんげ)障害やがん患者、障害者(児)などに対応し、患者が自由にメニューを選べる「マルチ対応型カフェセレクト食」を導入した。街角のカフェのように食べる楽しみを感じてもらい、栄養価にも配慮して管理栄養士が患者個々に適合した食事内容を組み立てる。入院した人全般に向け、回復を「食」で後押しする珍しい試みとして注目されている。

 同病院は整形外科・内科・リハビリテーション科と麻酔科、リウマチ科を加えた5診療科を持ち、病床140床、老健100床を有する。急性期から療養、回復リハビリまでに対応している。

 セレクト食は入院患者の中に食欲不振や摂食・嚥下障害に悩む人も多かったことから、同病院の栄養科長で管理栄養士の高橋千加さん(44)が発案して導入を進めた。

 牛すき焼きやてんぷら盛り合わせ、お茶漬け、茶碗蒸しなど、貧血、下痢、便秘などのさまざまな疾患や病期・症状緩和に対応したメニューや、ババロア、ゼリーなど摂食・嚥下障害に対応したメニューを用意する。

 品数は豊富で、最大で80種類の提供が可能。調理を担当するのはホテルや海外で腕を振るった和食と洋食の料理人2人で、味も折り紙付き。専用食器を準備し、季節ごとに旬菜を使用した内容に変える予定だ。

 患者はメニューの中から、食べたい2品を事前に選ぶ。管理栄養士は、患者が選んだ品の栄養価を計算し、足りない分を補うように個々の患者に合わせた献立にする。

 患者の症状や病期、食物をのみ下す嚥下の能力などに合わせて、固さや栄養価、カルシウム、鉄分、ビタミンなどの量を調整可能。患者は1食分の実費に加え、2品で計50円の費用負担となる。

 セレクト食は患者からも好評だ。

 今月初旬の病棟で糖尿病などを患い入院中の85歳の女性は温泉卵とホットケーキを選んだ。今まで甘い物を食べることを控えてきただけに「とてもおいしい。食べられてよかった」と語った。

 導入して間もないが、食べ残しの量が半分に減るなど顕著な効果が表れている。高橋さんは「食べることが本人の自信になり、回復につながります」と確信する。

 高橋さんはこれまで勤務した大阪、札幌などの病院で、がん患者や低栄養に対応したセレクト食の研究と実践を重ねてきた。自身も大学生時代に大腸がんを患った経験があり、好きな物を食べられないつらさや、患者の立場への共感がある。高橋さんは「患者さまの笑顔を見たいし、感動してもらいたい。食の力で患者さまが求めるゴールに近づいてもらいたい」と笑顔で語った。

カフェセレクト食の導入を提案した高橋さん

2017/7/11   苫小牧民報

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