宇都宮市の知的障害者支援施設で入所者の男性が腰の骨を折るなどの重傷を負った事件で、栃木県警に傷害の疑いで逮捕された施設運営法人「瑞宝会」職員松本亜希子容疑者(25)=宇都宮市=が、事件後に異動した栃木県栃木市の施設でも入所者を虐待していた疑いがあることが15日、分かった。
栃木市障がい福祉課によると、50代の女性入所者が今月1日、施設1階の窓から逃げ出し、栃木署に保護された。窓から転落した際に負ったとみられる骨折のほか、複数のあざやすり傷があり、市に「職員から虐待を受けていた」と訴えた。女性は職員4人の名前を挙げ、その中に松本容疑者が含まれていたという。
09/15 北海道新聞