ゴエモンのつぶやき

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視覚障害理由の配置転換は無効 岡山短大准教授が勝訴、地裁判決

2017年03月30日 02時48分10秒 | 障害者の自立

視覚障害を理由にした事務職への配置転換と研究室からの退去を命じたのは不当な差別だとして、岡山短大(倉敷市有城)の山口雪子准教授(52)が短大を運営する原田学園(同所)に配置転換の無効などを求めた訴訟で、岡山地裁は28日、原告側の主張をほぼ認める判決を言い渡した。

 判決で善元貞彦裁判長は、学園側が配置転換の根拠とした授業内容の不備や学生への指導力不足を「補佐員による視覚補助で解決可能。職務変更命令は原告の研究発表の自由、教授・指導の機会を完全に奪うもので、権利乱用だ」と指摘。「望ましい視覚補助の在り方を全体で検討、模索することこそ障害者に対する合理的配慮からも望ましい」と述べた。

 研究室については「特定の研究室を排他的に使用する法的権利までは認められない」とし、学園側の主張を一部認めたものの「研究室変更の経緯が、不当な職務変更を前提としており無効」と結論付けた。学園側の行為で精神的苦痛を受けた慰謝料などとして110万円の支払いも命じた。

 判決後、岡山市内で記者会見した山口准教授は「やりがいを持って人生を全うする上で、かけがえのないものが大学教員。それを認めてもらえた。教員としての本分である授業に戻れるよう頑張る」、代理人の水谷賢弁護士は「(2016年4月施行の)障害者差別解消法に定められた合理的配慮の在り方を学園側に投げ掛けた意義のある判決だ」と述べた。

 判決では、山口准教授は幼児教育学科の准教授として授業や学生の指導を担当。網膜異常で視野が狭くなる難病で視力が低下し、文字が読めなくなった。補佐員をつけて授業を継続していたが、授業中に飲食や無断退室する学生に気付かず注意できなかったことなどを理由に16年3月、短大から配置転換と研究室からの退去を求められた。

 学園側代理人の秋山義信弁護士は「判決内容を精査した上で対応したい」とした。

 

判決後、記者会見で喜びを語る岡山短大の山口准教授(右から3人目)

(2017年03月28日   山陽新聞

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