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埼玉県警鑑識課の浜田久仁彦さん、障害者関係功労で内閣総理大臣賞 「挑戦しないのは損」

2017年12月11日 00時58分45秒 | 障害者の自立

 自立して社会参加し顕著な功績を挙げた障害者らに贈られる平成29年度障害者関係功労で、県警鑑識課指紋第一係長、浜田久仁彦さん(57)が内閣総理大臣賞を受賞した。全国警察からの受賞者は浜田さんのみで、「こつこつと37年間勤めて、周りの人の支えがあってここまで来られた」と喜びを語った。 

 浜田さんは幼少期にポリオウイルスに感染。後遺症で運動神経にまひが残り、歩行が困難となったため、車いす生活となった。

 高校卒業後、民間企業に2年間勤めていたが、県警に勤めていた車いすバスケットボールのチームメートに「障害者枠での採用を受けてみないか」と誘われた。車いすで働きやすい環境だったこともあり、転職を決意。昭和55年に県警事務職員を拝命した。

 37年間、同課で主に容疑者の指紋や掌紋の管理などの業務に従事。平成24年9月には、専門的で高度な知識・技能を有する「指紋鑑定官」の指定を受けるなど、鑑定業務のスペシャリストとして活躍してきた。

 鑑識活動では現場に出ることはなく、採取した指紋の分類など裏方で警察業務を支える。「まったく素性が分からなかった人の身元が判明して、家族に返せたときはよかったと思える」とやりがいを話す。

 仕事場では、自分より高い位置に設置された鑑識活動で使う道具もあり、苦労した一面もあったが、「障害を理由に仕事を投げ出さないようにしてきた」。実直に業務に打ち込み続けたことが今回の受賞につながったと考えている。

 今後については「賞をもらったからでなく、今まで通りこつこつ仕事をする」と謙虚な姿勢を崩さない。後輩には「障害を理由にチャレンジしないのは損なので、まずトライして」と呼びかけた。

2017.12.10    産経ニュース

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