ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

散歩できる喜び

2016年10月25日 01時58分47秒 | 障害者の自立

【篠原糸美、60歳、東洋町野根】
 散歩は寝たきりの私にとって、外の世界を知るただ一つの手段です。私が筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した時、3人の子供はまだ幼く、家族は私にまで手が掛かるようになり、私の散歩どころではありませんでした。散歩に行きたいという願いを、私はずっと抱いてきました。
 私の病気は介護保険の対象となりましたが、散歩は認められず、障害者自立支援法が成立した後も、散歩は実現しませんでした。
 それが、人工呼吸器を装備することで、待ちに待った散歩をすることがようやく実現しました。なぜここまで待たなければならないのでしょうか? なぜこんな状態にならないと認められないのでしょうか?
 今の私が散歩に行くには、車いすの下に機械を2台積み、訪問看護師1人、ヘルパー2人の人手がいります。周りの人に、「散歩に出ると、寒い時は風邪をひく。暑いと体にこたえる」と言われます。しかし、夏の暑さ、冬の寒さを外に出て肌で感じたい、季節を肌で触れたいと思うのは特別なことでしょうか?
 長い間、屋内で過ごしている者にとって、外の空気がどれほど新鮮で心地良いか! 草木の緑に生命力を見、お日さまの日差しの恵みを体中に浴び、「生きている」と思えるひとときであることをご存じでしょうか?
 寝たきりの者、めったに外に行けない者にとって、散歩はそれほど意義のあることなのです。

高知新聞  声ひろば 2016年10月24日

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