ゴエモンのつぶやき

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千葉・流山で12日「バリアフリー演劇鑑賞会」

2016年11月05日 14時55分57秒 | 障害者の自立

 障害者やお年寄り、健常者がともに演劇を楽しむ「バリアフリー演劇鑑賞会」が12日、千葉県流山市の市文化会館で開かれる。イベント会社が無償で企画運営に協力。視覚、聴覚障害者には会場のミニFM局を通じて舞台情景などの詳細までを伝える音声ガイドを流すほか、タブレット端末にせりふや効果音を字幕表示するなど、演劇と同時進行でサービスを提供する。東日本の自治体では珍しい取り組みという。

 出演するのは千葉県立野田中央高校と県立柏中央高校の演劇部員たち。両校は10月に同文化会館であった県高校演劇第一地区秋季発表会(流山、柏、野田3市の高校が対象)の優勝校と準優勝校だ。優勝の野田中央は原発事故に遭遇した生徒たちのストーリー「その子はだあれ?」、準優勝の柏中央は、ある女子高生が暴走族のボスを続けるかどうかで苦悩する「ナナハン・ララバイ」を演じる。

 流山市社会福祉協議会と同市教委の主催。4月の障害者差別解消法の施行をきっかけに企画した。

 会場では館内だけのミニFM放送局を設置。視覚障害者にラジオとイヤホンを貸し出し、役者のせりふの合間に、衣装のデザインや場面の様子などを説明して臨場感を演出する。

 聴覚障害者にはタブレット式の情報端末を貸し出す。端末には、せりふだけでなく、小鳥のさえずりや爆発音などの効果音が表示される。実際の声や発生音と表示の誤差は1秒程度。沖縄県の字幕入力専門会社が台本と市民会館の実況映像を見ながら遠隔操作で、パソコンを使って字幕を出す。

 企画・運営には障害者と共にできる舞台やイベントを手掛けてきた大阪市の企画運営会社「リアライズ」が協力する。音声ガイド、字幕オペレーターなどスタッフ4人が運営を担当するが、交通費や宿泊費、沖縄県の会社への外注費といった費用は社会貢献事業などに対する大阪商工会議所からの助成金などで賄い、主催者には求めないという。

 リアライズのバリアフリーイベントディレクター、南部充央さん(41)は「鑑賞会をきっかけに、障害者は社会の障壁によって不自由な体験をしていることを多くの人に認識してほしい」。流山市身体障害者福祉会副会長で視覚障害者団体「アイアイグループ」代表の加藤とも子さん(65)は「主催者はこちらの要望をかなえようと努力してくれている。成功させて今後にもつなげて欲しい」と語る。

 野田中央高校演劇部部長の関歩美(あゆみ)さん(16)と主役の高島音羽(とわ)さん(15)は「丁寧な言い回しと大きな振りを心がけ、誰にでもテーマがうまく伝わるように演じたい」と話している。

 開演午後2時。入場無料。音声ガイドのラジオ、イヤホン、情報端末の貸し出しは無料。車いす席の対応や同伴する補助犬のサポートもあり、事前に申し込む。問い合わせは同市文化会館(04・7158・3462)へ。

写真・図版  

12日の鑑賞会に向けて練習に励む千葉県立野田中央高校の演劇部員たち

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

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