ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

記者のきもち  駅ホームでの出来事

2017年10月10日 01時31分29秒 | 障害者の自立

 障害がある人との「共生社会」をテーマにした取材に携わってから、街中で障害者の姿をよく目にするようになった。意識し始めたから、目に入るようになったのだろう。裏返せば、以前はあまり目に入っていなかったということだ。

  意識する先の、もう一歩を踏み出す体験が、先月末にあった。小田急線海老名駅のホームで電車を待つ列に並んでいると、後ろから目が不自由な高齢男性が、白杖(はくじょう)で前方を確認しながらやってきた。ホームドアは無い。「声をかけないと」と思ったが、素早い一歩が出ない。「慎重に歩いているし……周りの人も見守っているし……」など言い訳のような思いがよぎったからだ。

 そんな自分にハッとして、駆け寄って肘に触れ、「お手伝いしましょうか」と声をかけた。男性は「電車に乗りたいんです」と応じた。声かけを待っていたように聞こえた。そのまま男性の肘に触れながら、共に車内へ。誘導するのは初めての体験で、額から汗が流れた。

 「共生社会」って何だろう。頭で考えることも大事だろうが、自分の暮らしの中で、ちょっとずつでもいいから実践していきたい。そう思っている。   【宇多川はるか】

毎日新聞   2017年10月8日

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