ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

30人の前で「バカ」と罵られた自閉症の男性、法律を独学して裁判で勝つ

2017年03月30日 02時30分01秒 | 障害者の自立

インストラクターから「障害者差別」を受けたとして、スポーツジムを訴えていた自閉症のイギリス人男性が、今月3日の判決で勝訴した。

彼は差別を受けてから2年間、提訴するために法律を独学で学び、今回の裁判では弁護士をつけずに独りで戦い抜いた。

30人の前で「バカ」と言われ

英国ロンドンに住むケタン Aggarwalさん(30才/上の写真)は、自閉症と診断されている。その彼が、2015年にスポーツジムのエアロバイクのクラスに参加していた時のこと。隣で自転車をこいでいた女性が、流れている音楽のテンポがスロー過ぎると文句を言った。

ケタンさんはそれに同意しただけだったが、インストラクターはケタンさんに目をつけ、ケタンさんを集中攻撃しはじめた。

「オレの仕事のやり方を、おまえがいちいち指示するんじゃない」

法廷に提出された文書によれば、インストラクターはこう叫んだとのこと。

また、クラスが終わった後、インストラクターはマイクを使ってケタンさんのことを「バカ(stupid)」と少なくとも2回罵った。その場には30人のクラス参加者がいたとのことだ。

スポーツジムの対応なし

ケタンさんはスポーツジムにこの件を報告し、インストラクターを処罰して欲しいと正式に申し入れた。しかし、ジム側は何の対応もしなかったので、法に訴えることにした。

その後、彼は2年間法律の勉強をしたという。図書館に通って法律書を読み、オンラインで障害者差別に関する記事を調べ、過去の判例を勉強した。そして、弁護士を立てずに自力でアクスブリッジ郡裁判所に提訴。

法廷では、スポーツジムが雇ったプロの弁護団を相手に一人で戦った。

賠償金と公式の謝罪文

今月3日に出た判決はケタンさんの勝訴。スポーツジムは1,200ポンド(約16万円)の賠償金と190ポンド(約2万6,000円)の裁判費用を支払い、ケタンさんに対して公式に謝罪することとなった。

「彼(インストラクター)は、私のことをバカだと2回言った。精神障害のある者をバカと呼ぶのは、車椅子の障害者をからかうのと同じことだ」

ケタンさんは海外メディアの取材を受けてこう語っている。

「もし僕が、あのインストラクターが言うようなバカだったら、プロの弁護士たちには勝てなかっただろう。2年間の勉強はハードだったけど、これで報われた。お金の問題じゃないんだ。自尊心の問題なんだ」

Posted: 03/29/2017    海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「一人じゃない」 脳腫瘍患者... | トップ | 「私の身体を返して」優生保... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL