ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

車いすでも楽しめる旅を(下)

2017年05月16日 20時49分04秒 | 障害者の自立

 年を取っても体が弱っても、旅行がしたい-。そんな思いを抱く人は少なくないだろう。老親を旅行に連れて行きたいという子供の立場からの声もよく耳にする。高齢化が進みこうしたニーズは拡大しているとみられるが、要介護者や障害者の旅行には、さまざまな困難が立ちはだかる。車いすを使っていればなおさらだ。

 前回は、車いすを使って旅行する人たちが、宿泊先で入浴やトイレなどに困ることをデータで示した。では、宿泊施設側は車いす客の受け入れについてどう感じているのだろうか。

 2015年に国土交通省が実施した宿泊施設に対する調査によれば、車いす客を「積極的に受け入れたい」と考える宿泊施設は13%のみ。その他は「リクエストがあればできる範囲で対応」が72%を占め、14%は「対応が困難」とした。

 「リクエストがあればできる範囲で対応」「対応が困難」と答えた327の宿泊施設に理由をたずねたところ、「施設や設備が整っていない」が71%に上り、他の項目を大きく引き離した。また、車いす客の受け入れへの不安に関する自由記述でも、浴室やトイレが車いすに対応していないこと、段差や階段があることなどをあげる宿泊施設がやはり多い。宿泊施設が車いす客受け入れに積極的になれない主な理由はハード面の不十分さにある。

 改善には、施設のバリアフリー化が理想的だが、多くの費用や労力が伴う場合もある。

一方、宿泊施設の中には、スタッフが車いす客を手助けする、浴室用のいすや取り外し可能な手すりなどの備品を貸し出す、施設の状況を事前に詳しく情報提供する-などの方法で、対応している事例もある。莫大(ばくだい)な費用や労力をかけなくても、工夫次第で車いす客の安心感や快適性を高めることはできる。

 20年の東京パラリンピック開催時には、車いすを使う選手や観客が国内外から多く訪れる。宿泊施設のハード面を整備するとともに、「おもてなし」の心でソフト面のバリアフリーを実現することが望まれる。

 SankeiBiz

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