横浜市栄区を代表するお土産を作ろうと、区内8カ所の作業所に通う障害者と、地元のアーティストが協力し、バッグやペットボトルケースなど9種類の商品を開発。販売を開始した。この取り組みは「作る人も、贈られた人も笑顔に」という願いを込め「さかえegao(えがお)プロジェクト」と、名付けられた。 (荒井六貴)
障害者に就労の場を提供する作業所「かつら工房」(同区鍛冶ケ谷二)がプロジェクトのまとめ役で、昨年から本格的に着手した。
同工房の施設長大平由子さんは「これまで、自分たちがいい商品を作ったと思っても、なかなか売れなかった。売れないと、長続きしなくなる」と話す。今回、魅力的な商品を作るため、プロのアーティストの力を借りることにし、栄区や隣接する戸塚区在住の八人が応じてくれることになった。
協力するアーティストは、染織家の栗原俊子さんや工芸作家石黒陽子さん、デザイナー高橋寛行さんらでジャンルは広い。八人は作業所に通い、障害者と打ち合わせをしながら、デザインを決めてきた。
栄区から三十万円の助成を受けているが、アーティストの活動は、ほとんどが手弁当だという。
大平さんは「栄区には特産品があまりないので、贈り物にも利用してほしい。アーティストにも、デザイン料を払えるようにしたい」と期待する。
商品は六種類を組み合わせた「さかえdeピクニック」(二千五百円)と、三種類の「さかえdeつかいたい」(千五百円)があり、単品でも購入可能。
ホームページや「かつら工房」=電045(891)5190=で注文を受け付ける。

地元アーティストと障害者の協力で誕生した「さかえegaoプロジェクト」の商品=横浜市栄区で
東京新聞 - 2012年2月23日









