ゴエモンのつぶやき

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県庁でやまゆり園再生検討部会 家族側「元の園に戻して」

2017年05月20日 01時40分28秒 | 障害者の自立

 昨年七月に殺傷事件があった県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)の再生のあり方を検討する「園再生基本構想策定に関する部会」(部会長・堀江まゆみ白梅学園大教授)は十七日夜、県庁で開かれ、入所者家族らから意見聴取した。家族側は「元の園に戻してほしい」と強調し、小規模施設への変更を念頭に置く部会審議に反発。部会は六月の取りまとめにはこだわらず、丁寧に審議することを確認した。 (原昌志、加藤豊大)

 「施設を一刻も早く取り戻し、元通りの生活ができるようにしていただきたい」

 やまゆり園家族会の大月和真会長は委員を前に、力を込めながら訴えた。部会のこれまで六回の審議では、やまゆり園のような定員百五十人規模の大規模施設の再建には否定的で、小さなグループホームなど地域生活への移行を前提に再生を進める流れだった。

 大月会長は、原状回復から離れていくこうした方向性を「不幸な事件を利用しようと考える人がいる、としか私には思えません」と批判。横浜市内の仮園舎などに移った入所者約百三十人がまとまって戻ることを求め、事件後の再建と「地域生活移行」は切り離して考えるべきだと訴えた。

 また家族会の男性役員は「大規模は悪ではない。集団生活で身に着けられるものがある」と述べ、グループホームに入る場合でも、入所施設の経験が必要だと主張。ほかの男性役員からは「われわれはベストは望んでいない。ベターでいい」との意見もあった。

 一方、別の役員の男性からは「もっと社会に出やすいように、小規模施設に移行するべきだ」との発言もあった。

 これらを受け、委員側には「丁寧な議論が必要だ」との意見が出て、堀江部会長は施設の機能や規模、実現可能性について、協議に時間がかかるとの見通しを示した。六月に予定する部会報告書の取りまとめについて「当初よりも期間をいただいて議論をしたい」と述べ、延期も視野に入れることを確認した。

 

 部会審議について黒岩祐治知事は十八日、本紙などの取材に「今は部会の結論を待っている段階だが、(家族会側の)声を今まで聞かれていなかったのかと、ちょっと意外な感じだ。ただいろんな意見を聞いてくださっている。静かに見守っていきたい」と話した。県は部会から報告書を受け、「夏ごろ」の基本構想策定を予定している。

「津久井やまゆり園」家族会メンバーや職員も出席した部会

2017年5月19日   東京新聞

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