ゴエモンのつぶやき

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盲導犬、思いやってね 津で視覚障害者講演

2018年01月22日 01時57分40秒 | 障害者の自立

 視覚障害者の話を聞いたり盲導犬と触れ合って理解を深める催しが二十日、津市の県人権センターで開かれた。盲導犬育成を支援する元中日ドラゴンズの立浪和義さんも講演し、今月亡くなった元中日監督の星野仙一さんとの思い出を披露した。

 県視覚障害者協会長で津市白山町の内田順朗(としお)さん(70)は、共に暮らす盲導犬のアイリス(メス、七歳)と登壇した。二十代から視力が低下した内田さんは、盲導犬や音声で時間を知らせる時計を使うなど、さまざまな工夫をしながら暮らしていることを紹介した。

 内田さんは「朝、外に出れば、太陽の温度を肌で感じて東の方向が分かる。目が悪いのもひとつの個性だと思う」と約二百人の来場者に語った。一方で「盲導犬がいても駅のホームなどでは不安もある。声掛けなどで手助けしてもらえれば」と呼び掛けた。

 中部盲導犬協会応援大使を務める立浪さんは「野球で皆さんに応援してもらった。引退後は困っている方の役に立ちたい」と話した。立浪さんは、ドラフト会議の抽選で当時監督だった星野さんが引き当てて中日に入団した。「怒られてばかりだったが、不調の時は選手と一緒に悩んでくれた。監督を胴上げしたいと思えた」と振り返り、自身は「指導者としてドラゴンズに戻りたい。今よりいいチームにする自信はある」と決意を語った。

 会場では視覚障害者の指導で点字を書いたり、アイマスクを着けて盲導犬と歩く体験もあった。

 多気町の津田小四年渋谷真佑君(10)は犬のリードで障害物をよけて歩き「アイマスクをしても結構早く歩けた。盲導犬はすごい」と喜んでいた。

写真

アイマスクを着けて盲導犬と歩行する参加者

2018年1月21日   中日新聞



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