ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者向けに作られた腕時計

2013年06月01日 02時31分48秒 | 障害者の自立
アクセシビリティの向上、健常者と変わらない使い勝手を実現。

韓国人デザイナーのLee Wonjaeが製作した腕時計「Touch It」はクールな外観に加えて他の時計にはないある特徴を持っています。その特徴とは名前の通り、触って時間を確かめる時計だということ。視覚障害を持った方のアクセシビリティを向上するためにデザインされた腕時計なんです。



午前と午後で時間を混同しないよう、時刻は24時制で表示されます。それぞれ丸い点が分針、三角形が時針の役目を果たし、よく触れることになる盤の部分は伸縮性のあるゴムのような素材で作られています。針がむき出しになっていないのも、手を怪我しないための配慮。とっても「人にやさしい」腕時計なんです。

こういったプロダクトがもっと普及し「アクセシビリティ」の概念が当たり前のものになる。そんな日が早くやってくるといいな〜。




[YANKO DESIGN]

(KITAHAMA Shinya)

義務化前倒し求める 田村議員 精神障害者の雇用

2013年06月01日 02時25分08秒 | 障害者の自立
 日本共産党の田村智子参院議員は28日の参院厚生労働委員会で、障害者雇用促進法改正案に関して精神障害者の雇用義務化の前倒しを求めました。

 改正案では2018年から企業に雇用義務を課し、5年間の経過措置を設けます。田村憲久厚生労働相は「企業に大変だということもあり、激変緩和措置も可能だとした」と答弁。田村議員は、知的障害者の場合は改正の翌年に義務化したことをあげ、「精神障害者でも義務化を来年度からとし、5年間を猶予期間として支援していけば無理難題ではない」と主張しました。

 また法案は「障害に配慮した必要な措置」を求める一方で、「過重な負担」が出る場合は例外としています。

 田村氏は「『過重な負担』を理由に『ゼロ回答』にならないよう事業主に周知が必要だ」と指摘。桝屋敬悟厚労副大臣は「個々の事情、障害の状況に応じて、当事者間で相談しながら決めることが重要だ」と答えました。

 障害者の就労、生活支援を行っている障害者就業・生活支援センター事業について田村氏は、職員1人が300人も支援しているのに非正規職員しか雇えない実態を示し、職員体制、財政措置の拡充を要求。厚労相は「声を聞きながら必要な手助けをしていきたい」と答えました。

しんぶん赤旗-2013年5月31日(金)

差別の定義を明確に 赤嶺議員 障害者差別解消法案で

2013年06月01日 02時18分25秒 | 障害者の自立
 日本共産党の赤嶺政賢議員は29日の衆院内閣委員会で、障害者差別解消法案が禁止する「差別」の定義をただしました。

 同法案は、障害者権利条約の批准に向けたもの。赤嶺氏は「法案に『差別』自体の定義がない。権利条約が規定する『差別』と同じか」とただすと、山崎史郎内閣府政策統括官は「基本的に条約の趣旨をふまえたもの」と答弁しました。

 赤嶺氏は、内閣府障害者政策委員会の差別禁止部会が昨年9月の意見書で「共通の物差し」を示すよう求めていることをあげ、「障害を理由とした差別の定義を明確に示すことが求められている」と述べました。山崎統括官は「差別の個別の事案は指針で示していく」と答え、赤嶺氏は「3年後の見直しを待たずに法案の問題を検討していくべきだ」と強調しました。

 また赤嶺氏は「当事者である障害者の意見を聞く機会がないまま採決することは極めて重大だ」と指摘しました。

 同法案は全会一致で可決されました。

しんぶん赤旗-2013年5月31日(金)

一文字に思いを込め 北区で「障害者書作展」始まる

2013年06月01日 02時09分24秒 | 障害者の自立
 たてがみをなびかせ疾走する「馬」。こんこんと水が湧き出る「泉」。知的障害者二十四人が大きな半紙にたった一文字、思いを込めて書く。社会福祉法人「ドリームヴイ書道クラブ」(北区上十条)の第九回書作展が、北とぴあ六階ギャラリー(北区王子)で始まった。

 働く障害者たちのリフレッシュの場として、二〇〇四年三月、会員三人でスタート。区内で長く障害児学級を担当した元教諭で書道家の有馬高枝さん(69)を講師に、月一回活動している。当初は、有馬さんが選んだ字を手本にそって、書かせていた。しかし、二年目からは自分の好きな字を自由に書いてもらう。

 書道専門書から見つけた難しい字。大好きな歌手の名前。干支(えと)の字を毎年書き続けている人も。言葉による意思疎通の難しい人もいるが「たった一文字で多くのことを訴えかける」と、有馬さんは言う。

 障害者の展覧会で毎年、多くのメンバーが入賞する。書によって自信を得ると、職場や家族の見る目も変わってくるという。

 神保智子さん(45)は亡くなった父の墓石に、自分が書いた「和」の文字を刻んだ。高取大輔さん(24)は、知り合いの結婚式に「絆」と書いて贈った。「常識にとらわれない書に教えられてばかり」と有馬さんは笑う。

 六月九日まで。午前十時~午後五時。火~土曜日は見学のみ午後九時まで可。月曜休館。入場無料。問い合わせはドリームヴイ=電03(3906)7753=へ。


思いを込めた一字書が並ぶ会場。講師の有馬さん(後列中央)と出展者=北区王子で

東京新聞-2013年5月31日

知的障害者向けに防災本

2013年06月01日 02時00分26秒 | 障害者の自立
 県内の知的障害者の親など約2000人で作る「県手をつなぐ育成会」(本部・青森市、白戸幸雄理事長)は、東日本大震災の教訓を踏まえ、「知的障がいのある人と家族のための防災ハンドブック」を作った。初版の3000部の多くは会員に配布したが、障害者らが通う特別支援学校の教員などの購入が相次ぎ、増版に踏み切る好評ぶり。同会は「想定外の反響でうれしい。家に置いて防災意識を高めてほしい」と呼びかける。

 ハンドブックはA5判、10ページ。備蓄品や家具の配置など日頃の備えや、避難所生活などをわかりやすく説明し、漢字に読み仮名を振った。例えば、「周りの人に障がいのあることを理解してもらえるように、努めましょう」「知らない人とも協力し合いましょう」などと避難所生活のルールを記載した。

 知的障害者は、災害発生時にパニックになって自分のことをうまく説明できない恐れが想定されるといい、保護者の連絡先やかかりつけ医などを記入して持ち歩く「ヘルプカード」も用意。1人で外出した時でも、周囲にカードを示して手助けを得やすいように工夫した。

 知的障害のある30歳代の娘を持つ青森市の前田和恵さん(59)は大震災時、自宅にいたが、娘は作業所で働いていた。「迎えに行くべきなのか待つべきなのかが分からず、おろおろしてしまった。ハンドブックを読んで、事前に災害時の待ち合わせ場所や連絡先を決めておけば安心」と語る。

 前田さんらは昨年、ガイドブックの体裁などを話し合う会議を開き、今年1月に発行にこぎつけた。県内の会員らに配ったガイドブックは「見やすい」「ヘルプカードを持っていると安心」と評判になり、福祉関係者や学校関係者からも注文が相次いだ。4月初旬には在庫切れになり、5月に500部増刷した。

 前田さんは「同じ境遇の人でまだ持っていない人は多いはず。ぜひ一度目を通して万が一に備えてほしい」と話していた。

 1部160円。問い合わせは同会(017・738・5122)。


ページごとに色を変えて漢字には読み仮名を付けるなど使いやすい工夫を凝らした

(2013年5月31日 読売新聞)