ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

パニック障害体験を漫画に 栗東のイラストレーター

2012年07月29日 02時13分29秒 | 障害者の自立
 栗東市在住のイラストレーターほりみきさん(40)が、自身の闘病体験を漫画にした「もう大丈夫 パニック障害でもがんばれる!」を刊行した。最初の発症から診断がつくまでの2年間をストーリーにまとめ、「病気のことを広く知ってほしい」と話している。

 ほりさんは2005年、締め切りの迫るイラストを自宅で制作中、めまいや激しい動悸(どうき)に襲われた。救急車で病院に運ばれたが30分後には症状が消え、「異常なし」と診断された。その後も発作に見舞われたが病名が分からず、発作の不安におびえる日々が続いた。ほりさんのブログを見た友人から心療内科の受診を勧められ、07年にパニック障害と判明した。

 2年前、ほりさんがイラストの営業で訪問した出版社の編集者から「体験を漫画にしては」と提案され、描き下ろしの形で2年がかりで完成。発作が出た場面や症状の様子などが、分かりやすく紹介されている。

 ほりさんは「発症時の様子を描きながら、フラッシュバックして動悸が起きることもあった」と振り返る。刊行後、フェイスブックなどで「表現してくれてありがとう」などと読者から反響が届いているという。

 パニック障害を発症すると、性格の弱さが原因という誤解から、自責の念にかられる人も多いといい、ほりさんは自己嫌悪に陥った様子も描く。だが、自律神経の病気だと分かり、自分を責める気持ちが消えたという。「同じ症状で不安を持つ人に『一人で悩まないで』と伝えたい。病気でない人には、どう支えればいいかを考えてもらえるきっかけに」と話している。

 講談社刊。1365円。


パニック障害発症時の様子を描いた場面

京都新聞 - 【 2012年07月28日 09時41分 】

孤立死防げ 全県連携へ

2012年07月29日 02時11分06秒 | 障害者の自立
 全国で社会問題化している孤立死を防ぐため、県が、市町や民生委員や生活関連事業者などと協力して包括的な見守り活動を行う「とちまる見守りネット」(仮称)の構築に乗り出した。市町側の担当窓口を一本化するとともに、“複数の目”で孤立の見逃しを減らす。「郵便受けにたまっている」「幾晩も電気がつかない」など具体的な異変のサインを実施要領に盛り込み、迅速な察知を目指す。11市町がすでに参加のための準備を進めており、県は「出来るだけ早く全県的態勢を構築したい」としている。(谷合俊史)

 厚生労働省によると、「孤立死」には明確な定義がないため、各県比較できるようなデータはない。だが県が、報道から孤立死事例をまとめたところ、2011年12月~12年4月に全国で13件が発覚。うち1件は小山市の事例で、3月に女性が亡くなってから見つかっていた。県医事厚生課は「孤立死は小山市以外でも発生している可能性があり、未然に防止する必要がある」と判断した。

 孤立死は、高齢者だけの世帯や障害単身世帯などに限らず発生しており、地域で包括的に見守る仕組みが求められる。構想では、たくさんの地域の目と、関係機関の風通しを良くし、連携を目指す。郵便や宅配、介護、電気、ガス、水道、新聞など生活に密着した全県エリアの事業者・団体に対し、県は協定への締結参加を呼びかける。

 実現すれば、「何日も新聞がたまっている」「夜になっても洗濯物が取り込まれない」などの日常業務の中で気づくことができる外形的な異変を、協定を結んだ業者が察知した場合、知らせてもらう。情報を受ける市町側は、対象者別に縦割りになる弊害を避けるため、担当窓口を事前に一本化。たらい回しをなくし、情報を集約する。

 ある市の社会福祉担当者は「身内がいれば連絡して確認してもらうのが良いが、連絡先がないとなかなか行政としては勝手に入れない」と話す。こうした安否確認のハードルについて、県は「立ち入りの主は警察。異変のサインを集め、情報量を多くして生かしたい」とし、県は警察や民生委員にも「見守りネット」への協力を依頼する方針だ。

 さらに、社会的支援が必要な人には、個別訪問など積極的な関与を行い、介護サービスや生活保護などにつなげてゆく。

 県内26市町のうち27日現在、11市町が窓口の一本化など内部の調整を済ませている。

(2012年7月28日 読売新聞)

『国家は「有罪(えんざい)」をこうして創(つく)る』

2012年07月29日 02時03分28秒 | 障害者の自立
 ■記録と対談で明かす冤罪

 「私は毎日、独房で袋貼りをしていました」-。60日間にわたる収監生活を淡々と振り返る植草一秀氏。周知のとおり、植草氏は電車内の痴漢事件(2006年)容疑で起訴され、09年に有罪が確定しました。

 日本の刑事裁判の有罪率は99・8%に上ります。国民は公正中立な裁判を疑いません。が、「足利事件」などの冤罪(えんざい)や昨今の検察不祥事が明らかになるにつれ、司法に不信の目を向けるようになったことも事実です。

 もしかしたら検察は、裁判で「有罪」が導かれるように事件を「創作」しているのではないか-。証拠の改竄(かいざん)(障害者郵便制度悪用事件)や虚偽報告書作成(陸山会事件)。「創られた有罪」の事例が頻出しています。

 本書は大きく2本の柱で構成されています。1つは高橋博彦氏による「植草事件」(2006年、京急車内の事件)の公判傍聴記録、もう1つが副島隆彦、植草一秀両氏による対論です。

 克明に記録された傍聴記は、法廷での生々しいやり取りと著者による分析が相俟(あいま)って、「植草事件」の本質を掘り下げてゆきます。事件の目撃証言や警察の初動捜査に対して数々の疑問点を指摘し、読む者を捉えて離しません。

 一方、3年ぶりに実現した「副島・植草対論」。注目すべきは、橋下徹大阪市長を中心とする政局への言及です。「橋下首相待望論」が浮上するなか、副島・植草両氏は、そうした日本の空気に警鐘を鳴らします。それはなぜなのか? ぜひ本書をご一読ください。(副島隆彦、植草一秀、高橋博彦著/祥伝社・1470円)


 国家は『有罪』をこうして創る-祥伝社書籍出版部 岡部康彦

MSN産経ニュース -2012.7.28 07:53

京都市、「市民後見人」養成

2012年07月29日 01時52分34秒 | 障害者の自立
 京都市は、認知症の高齢者らに代わって財産管理などを行う成年後見制度で、親族や専門家以外の第三者を「市民後見人」として養成する講座を今秋、始める。受講生を8月中に募集する。

 成年後見人は、認知症や知的障害などで判断能力が不十分な成人を法的に支援する制度。不動産や預貯金などの財産を管理し、対象者がいったん結んだ契約を取り消すこともできる。

 成年後見人は毎年、全国で約3万件の申請が家庭裁判所に出され、親族か弁護士など専門職の人が務めるのが一般的。しかし今後は身寄りのない高齢者の増加が見込まれ、国が老人福祉法を改正し、必要な知識を持った市民の養成を自治体の努力義務としたため、京都市も対策に乗り出した。

 受講生の対象は、用意された全ての講座に参加できるなどの条件を満たした25歳以上70歳未満で、市内居住者。「私の目指す市民後見人」(800~1200字)と題した作文を下京区のひと・まち交流館内にある成年後見支援センターに提出し、9月28日と10月5日に同館で開かれるガイダンスを経て25人が選ばれる。

 後見人には高い倫理観や法律知識、書類作成能力などが必要なため、10月~来年3月の毎週金曜、計20日間で計56時間の講座を受けた後、京都家裁が必要に応じて選任する。8月7日午後2~4時には、制度への理解を深めてもらうための講演会を同館で開く。

 市は「将来、高齢者が増加すると、親族や専門職だけでは後見人を賄えない。市民の地域への貢献をお願いしたい」としている。

(2012年7月28日 読売新聞)

映画『トガニ 幼き瞳の告発』試写会&シンポジウム

2012年07月29日 01時46分25秒 | 障害者の自立
表現の力が民衆を動かした~ファン・ドンヒョク監督×放送作家鈴木おさむ氏 登壇!

8月4日(土)全国ロードショーとなります『トガニ 幼き瞳の告発』の公開を目前にファン・ドンヒョク監督が初来日!本作に感動し支持いただいている監督と同世代の放送作家・鈴木おさむ氏と、唯一、日本と韓国で活躍されている韓国の弁護士・朴寅東(パク・インドン)氏をゲストに迎え、「映画を見た観客の憤りと行動が社会を動かし法律まで改正させた」「ひとつの表現が民衆を動かし、果ては政府までをも動かした」ことなどその事実について、韓国と日本の時代を牽引する同世代のクリエイターによる熱いシンポジウムが行われました。

鈴木:ある日、映画の試写状が届いて、何か非常に惹かれるものがあり何も知らないまま観に行って、すごく衝撃を受けた。
映画を観て感動したり、喜びや悲しみなど涙を流すことがあると思いますけど、こんなにも(試写場内で)「怒りの涙」を観たのは初めてでした。映画を観終わって、韓国で公開されてからの事実を知って、映画の力を強烈に感じて、多くの人に知ってほしいと思いました。

―映画を監督するきっかけ
鈴木:韓国映画は事実を基に描かれた作品が多く作られているが、正直ただ残酷でがっかりすることも多い。そんな中『トガニ~』を撮るきっかけはなんだったのですか?
ファン・ドンヒョク監督(以下、監督):最初は事件もコン・ジヨンさんの小説も知らなかった。映画化の依頼を受け、小説を読み始めたが衝撃を受け何度も涙が溢れ、なかなか読み終えることが出来なかった。読み終えて(自分には)自信がなく無理だと思った。しかし、この事件が何年も昔の話ではなく、最近起こった事件で、映画化する事で、世の中に「こんな事件があった」と知ってもらう最後のチャンスだと思い引き受けました。

―事件について
パク弁護士(以下、パク):2006年に裁判があって、起訴された担当の教師ら4人の中2人は実刑判決を受けたが(残り2人は執行猶予判決)、その刑罰が本当に軽かったので、世に知られなかった。

―映画の内容について
鈴木:もっと淡々とした内容に作ることができたと思いますが?
監督:(映画で表現するにあたり)原作と映画では色々と違う部分があります。とても悩みましたがクライマックスが最も違います。
鈴木:まるで(自分が主人公の)美術教師になっている気分になった。完全に入り込んで双子の校長が超ムカついた!(そんな風に見せる)監督の演出はうまいなぁと思った。
監督:校長役を演じた人は(公開後)しばらく家を出られなかったそうです。(笑)

―映画公開後、通称「トガニ法」と呼ばれる法律が制定されました
パク:トガニ法の正式名称は「性暴力犯罪の処罰等に関する特例法の2011年10月28日改正法律」です。この映画の影響で改正された主要内容は3つ。まずは刑罰が重くなった。特に障害者に対する性暴力は元々3年以上の懲役だったが、無期または7年以上の懲役に変わった。13歳未満の子供に対する性暴力の場合は、無期懲役又は10年以上の懲役になった。そして、障害者保護施設や障害者学校の職員が障害者に性暴力を行った場合、その法定刑の1/2まで加重することができるようになった。また、障碍者の女性、13歳未満の女児に対する性暴力犯罪の公訴時効が廃止されたということです。
鈴木:この映画を作るにあたって、被害者や加害者の方と話しましたか?
監督:彼らを知りすぎると演出の邪魔妨げになってしまうと考え、あえて会いませんでした。原作に取材した内容が盛り込まれていたので。
鈴木:公開後、被害者からの声は届きましたか?
監督:直接会ってはいませんが、公開して2~3カ月、ものすごい速さで全てが変わった。しかし被害者と支援者たちの活動が5~6年かけて(訴えても)何も変わらなかったのに、映画によって全て変わったのは嬉しい半面、ほろ苦くもある。

鈴木:前から訴えていたのに変わらなかったのはなぜなんですか?
パク:(この事件で発覚したような)悪い施設もあるがいい施設もある。したがって、このような事件があってもすぐに法律を変えるわけにいかないのが一つの理由だと思います。
鈴木:それでは法律が変わった一番のきっかけは?
監督:この映画を観た観客たちがSNS(ツイッター)で「絶対観るべきだ!」と書きこんでくれ、それが大きな国民の声になった。世論の声をマスコミが取り上げ、もう無視できないものにした。大統領は映画へのコメントをだしているが、特に何もしていません。

―主演のコン・ユについて
鈴木:コン・ユですが、徴兵制度の時に原作を読んだのがきっかけだとか?
監督:上司からのプレゼントとして、(原作を)もらったそうです。除隊を前にマネジメント会社と話して是非映画化したいと。
鈴木:(コン・ユは)怒りを広げたかったんですよね?
監督:そうです。
鈴木:人気俳優が世に広めたいと言って、法律を変えてしまうようなことは日本にはないのですごいですね。顔もいいし性格もいい、そりゃもてるわ!(笑)
鈴木:監督が今後作りたい作品はこういう社会的な作品ですか?
監督:デビュー作も実話で重かったし、『トガニ~』も重かったので、次は違うものが作りたいと思っています。
鈴木:次は『セックス・アンド・ザ・シティ』みたいなものだとビックリするけど!(笑)  僕もツイッターなどでも書きこんだりします!

―最後に一言
監督:この映画で扱った似たような事件はどこにでもあります。台湾やアメリカでも似たような事件があったと聞いています。日本でも起こりうるかもしれない。自分の周りで起こっていたら、勇気を持って手を差し伸べて下さい。この映画がその勇気を持ってもらえる力になればと思います。(了)

公開情報
□2012年8月4日(土)シネマライズ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
LINK
□作品詳細『トガニ 幼き瞳の告発』



CINEMA TOPICS ONLINE - (2012/07/28)