ゴエモンのつぶやき

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精神障がい者雇用セミナーが秋葉原で開催

2011年01月27日 01時45分21秒 | 障害者の自立
精神障がい者の雇用を考える重度障がい者を雇用している事業所を会員とし、また重度障がい者の雇用問題の解決のための調査研究、研修を行っている公益法人「社団法人全国重度障害者雇用事業所協会(全重協)」が、精神障がい者の雇用について考えるセミナー「中小企業のための障害者雇用推進セミナー」を開催する。

開催会場はアキバプラザ6階セミナールームI、開催日時は2011年3月2日。

自由討論会も開催イベント当日は全重協会長挨拶ののち、「独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構」が主催する「障害者雇用職場改善好事例」の最優秀賞を受賞した経験がある「富士ソフト企画株式会社」の長島龍平氏や遠田千穂氏による講演が行われる。

講演終了後は後援者への質問会と参加者を交えての自由討論も行われる。事例発表などもあるため、障がい者雇用を考える人にとっては有益なイベントだ。

障がい者の働く場ニュース

【知恵の経営】障害者雇用はエフピコに学べ

2011年01月27日 01時38分16秒 | 障害者の自立
 □法政大学大学院政策創造研究科教授、アタックスグループ顧問 坂本光司
 広島県福山市の郊外に、「株式会社エフピコ」という社名の企業がある。食品トレーなどの合成樹脂製品を主力とする簡易容器メーカーだ。
 設立はいまから49年前の1962年。現社長である小松安弘氏が脱サラして数人のスタッフとともにスタートした。福山のFとパール紙のPが社名の由来だ。
 設立当初は、発注者の仕様に基づいて製造する下請けタイプの企業経営であったが、次第に他社依存型の経営に限界を感じていく。

 ◆人材育成に注力

 設立数年後からは、自社で製造する商品の市場が拡大していく幸運な環境もあったとはいえ、自立型の経営へと転換していった。並行して、技術力や開発力の充実強化のため、その中核となる人材の確保と育成に、ことのほか注力した。
 こうした経営努力が実を結び、いまや簡易食品容器で約40%のシェア(市場占有率)をもつ業界ナンバーワン企業に成長発展を遂げた。
 経営規模も年々拡大し、現在の社員数はグループ会社28社を含めて全体で約3000人、連結売上高が1300憶円に達している。
 成長の軌跡もさることながら、近年、エフピコが各方面から注目されているのは、企業の社会的責任のひとつである障害者雇用で顕著な成果を上げていることだ。同社は成長性が高く経営力にすぐれているため、柔軟な雇用が可能なのは事実だが、景気低迷で経営環境が悪化しているにもかかわらず、障害者雇用に手厚い姿勢を変えていない。なによりも、目を引くのは20年以上前から障害者雇用に取り組んでいることだ。

同社およびグループ会社で就業する障害者は年々増加し、現在は約240人でグループ社員の8.5%に達している。「障害者の雇用の促進等に関する法律」(障害者雇用促進法)では、常用雇用56人以上の企業には、障害者について1.8%の法定雇用率を課しているが、2009年の統計を見ると平均で1.63%、法定雇用率以下の企業が約54.5%も存在する。この実態に照らし合わせると、同社が障害者雇用に真剣に取り組んでいるかが一目瞭然である。

 ◆全員が正規社員

 さらに驚くのは、240人の障害者の障害の程度や雇用形態だ。ほぼ全員が重度障害者。全員が正規社員として雇用され、最低でも月給が15万円以上という。
 採用の方針と基準にも、感動・感嘆・感銘する。同社には、働く幸福を求めて全国各地から多くの応募があるが、障害の程度が重い人から順番に採用するという。なんと見事な経営姿勢であろうか。
 こうした障害者雇用に熱心かつ積極的に取り組む企業の存在を見せつけられると、わが国の企業の障害者雇用がなかなか進まない最大原因は、障害者の意識や能力などの問題ではなく、雇用の努力を怠る企業と、それを放置している行政にこそあると言わざるを得ない。
                  ◇
 アタックスグループ 顧客企業1700社、スタッフ170人の会計事務所兼総合コンサルティング会社。「社長の最良の相談相手」をモットーに、東京、名古屋、大阪、静岡でサービスを展開している。

SankeiBiz

わさおグッズで障害者の就労支援

2011年01月27日 01時26分39秒 | 障害者の自立
 つがる市森田町の社会福祉法人・健誠会が運営する就労継続支援事業所「夢工房月見野」(外崎俊春所長)は、同工房を利用する知的障害や精神障害のある人たちの工賃アップを目指し、主演映画が公開される鯵ケ沢町の人気犬「わさお」の縫いぐるみと携帯ストラップを商品化した。2月1日から、県観光物産館アスパムなどで販売される。

 同工房は2008年10月開設。09年6月からは、わさおを飼っているイカ焼き店の協力を得て、おから入りイカかりんとうを商品化している。

 今回商品化した縫いぐるみとストラップは東京の玩具メーカーに製造を委託。同工房では、施設利用者が袋詰めやバーコードの貼り付けなどを行っている。簡単な作業なので、これまでかりんとう製造には参加できなかった利用者の就労機会も増えるという。

 外崎所長は「わさおの縫いぐるみとストラップで、かりんとうとの相乗効果が生まれてほしい。売り上げが伸びれば、利用者の工賃アップにつながる」と期待を寄せている。

 縫いぐるみ(高さ約25センチ)は価格3千円、ストラップ(同10センチ)は同1500円で、限定各千個。

 24日から、つがる市の道の駅もりたアーストップで先行販売されている。2月1日から県内ではアスパムのほか、A-FACTORY(エーファクトリー)、青森空港、鯵ケ沢町の海の駅わんどでも販売される。

 問い合わせは夢工房月見野(電話0173-26-2117)へ。



夢工房月見野が商品化した、わさおの縫いぐるみ(後列)と携帯ストラップ

47NEWS -

駅ホームの安全 一刻の猶予も許されぬ

2011年01月27日 01時24分58秒 | 障害者の自立
 JR目白駅で全盲の男性が転落死した事故を契機に、視覚障害者らがホームの安全対策を急ぐようJR東日本に求めた。鉄道会社は切実な訴えに耳を傾けてほしい。もはや一刻の猶予も許されない。
 「手をつなごう全ての視覚障害者全国集会」が以前、東京都内の目の不自由な百人に尋ねたところ、二人に一人が駅のホームから落ちたことがあったという。全盲の人に限れば三人に二人の割合だったというから愕然(がくぜん)とさせられる。
 たまたま電車が来なかったから命拾いをしたのだろう。まさに綱渡りのような毎日だ。目の不自由な人を守る“最後の砦(とりで)”となる点字ブロックはきちんと機能しているのか、疑問が拭えない。
 全国のホームに点字ブロックが広がるようになったのは、一九七三年二月に目白駅の隣のJR高田馬場駅で起きた転落事故がきっかけだった。四十二歳の全盲の男性が電車にはねられ亡くなった。
 遺族は損害賠償を求めて旧国鉄を訴えた。東京高裁での控訴審で和解したとき、旧国鉄は目の不自由な人の安全を守ると誓ったはずだ。国とJR各社はその約束をほごにしてはならない。
 点字ブロックは改良が重ねられ、約十年前には日本工業規格(JIS)が決まった。それでも周りの環境に適した色や濃さ、敷き方は現場に任され、まちまちだ。
 目白駅のホームのように目の不自由な人が首をかしげる点字ブロックは至る所にあるようだ。利用する人の身になって規格の統一を図り、改善を急いでほしい。
 ホームでの転落事故は視覚障害者に限った話ではない。ちょうど十年前には、JR新大久保駅で落ちた人を助けようとして韓国人留学生と日本人カメラマンが線路に降り、三人とも犠牲になった。
 この事故が発端となってホームドアや可動式のホーム柵が注目されるようになった。だが、費用や技術を理由にして導入は遅々として進まないのが実情だ。
 乗客がひしめき合う朝夕のラッシュで押されてヒヤリとした経験のある人は多いだろう。深夜になればフラフラと危なっかしい千鳥足が目につく。誰しも転落の危険と隣り合わせでいる。
 例えば、JR御茶ノ水駅の周辺には病院が多いし、目白駅や高田馬場駅の近くには視覚障害者が通う学校や施設がある。せめて弱者がよく使う駅の安全対策を前倒ししたい。乗客の生命と安全はすべてに優先するはずだ。

中日新聞

中野渡君、日本代表に 国際障害者技能大会

2011年01月27日 01時22分29秒 | 障害者の自立
 盛岡峰南高等支援学校(盛岡市)の加工生産科3年の中野渡優(ゆう)君(18)は、9月に韓国ソウル市で開かれる第8回国際アビリンピック(障害者技能競技大会)に初めて出場する。北海道・東北で唯一の「日本代表」で、同大会の県人の出場は16年ぶり3人目。木工の技術を手に世界に挑む中野渡君は「できれば3位以内に入りたい」と夢を膨らませる。


 大会は9月25~30日。日本から派遣される選手は、昨年10月に神奈川県で開催された第32回全国アビリンピックで優秀な成績を収め、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構に設置された第8回国際アビリンピック派遣委員会の推薦などにより選ばれた32人。

 出場するのは洋裁や建築3次元CAD(コンピューター利用設計システム)、ホームページ(HP)作成など16種目。昨年10月の全国アビリンピックの木工部門で最高賞の金賞を獲得した中野渡君は家具(基礎)部門に挑む。

 中野渡君が木工を本格的に始めたのは同校に入学してから。「自分を表現するのはあまり得意ではないが、モノ、道具に向かうと抜群の集中力を発揮する」(工藤一史教諭)

 自分の手で懸命に作った作品だが、自宅には昨年の県大会時の作品1点しか置いていない。「人に喜んでもらうのが好きなんです」と中野渡君。ほとんどは周囲の人にプレゼントしている。

 初の国際大会出場決定は「本当にびっくりした」。海外経験も初めてだが、「3位以内に入りたい。自信はないけど、楽しみたいです」と内に秘める静かな闘志を燃やす。(2011/01/26)

岩手日報