ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

郵便不正の上村被告「検事に圧迫受け反省文」

2010年02月26日 00時49分45秒 | 障害者の自立
 郵便不正事件に絡み、偽の障害者団体証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成などの罪に問われた厚生労働省元局長・村木厚子被告(54)の公判は25日も大阪地裁で行われ、元係長・上村勉被告(40)は「取り調べ検事に心理的な圧迫をかけられ、村木被告の指示を認めた反省文を書かされた」と証言。

 また、弁護側は取調官の言動などを書き込んだ被疑者ノートを示して証人尋問を行った。

 ノートには「調書の修正はあきらめた」「冤罪(えんざい)はこうして作られるのかな」などと取り調べに対する不満が記されており、法廷で上村被告は「(村木被告の指示を認めないと)死ぬまで拘置所から出られないのではと思い、怖かった」と当時の心境を証言した。

 被疑者ノートは、自白強要などを防ぐため、弁護人が拘置中の容疑者に差し入れ、取調官の言動などを書き込んでもらうもの。上村被告の逮捕2日後の昨年5月28日からほぼ毎日記載があった。

 調書で訂正が認められなかったことを書き込む欄には、「〈1〉村木被告の指示〈2〉村木被告に(証明書を)渡したこと」と記され、検事の取り調べについて「(調書が)かなり作文された」「もうあきらめた。何も言わない」などと書かれていた。

 弁護側が、逮捕数日後の「多数決に乗ってもいいかと思っている」という記述の真意をただすと、上村被告は「検事から『(村木被告の関与を認めないのは)あなただけだ』と言われ、自信をなくしていた。よくないことだが、『上司に言われてやった』という方が、世間が『仕方がない』と思ってくれるのではないかと考えた」などと答えた。

(2010年2月25日23時16分 読売新聞)

:「やればできるを訴えたい」 障害者、県内入り /熊本

2010年02月26日 00時47分35秒 | 障害者の自立
 自転車や車いすに乗った障害者による日本縦断駅伝が24日、鹿児島を経て県内に入った。計画に携わった東京の冒険家、風間深志(しんじ)さん(59)や熊本市の義肢装具士、藤原勇さん(56)ら3人が国道3号沿いに水俣市から熊本市までを走った。

 障害への理解や挑戦することの大切さを訴えるのが狙い。21日に沖縄を出発し、4月16日に北海道でのゴールを目指す。

 藤原さんはこたつでやけどを負い、生後4カ月で両足首から先を失った。50歳を過ぎてから健康づくりのため自転車に乗り始め、1月にはこの日のコースを試走している。「やればできるということをアピールしたい」と力強く話し、風間さんらと水俣市のエコパーク水俣を出発した。

 25日は藤原さんに代わって宇城市の作業療法士、矢野賞太さん(29)が熊本市から北上して荒尾市を目指す予定。【毎日新聞 2010年2月25日 地方版

視覚障害者はいま/上 ヘルスキーパー制度で就労 /神奈川

2010年02月26日 00時40分10秒 | 障害者の自立
 携帯電話を使いこなして友人とメールのやりとりを楽しみ、趣味の音楽に生きがいを見いだす。不況が仕事に影を落とし、進路や結婚に悩むこともある。県内で約1万7000人の視覚障害者一人一人に、健常者と変わらぬ日常がある。彼らの「いま」を訪ねた。

 ◇施術人気、企業メリットも
 白を基調としたマッサージ室に、オルゴールの穏やかなメロディーが流れる。「背中が張っていますね。長時間同じ姿勢で座っていませんか?」。2台並ぶベッドで背中のツボを押す石井崇之さん(26)も、BGMを流す伊東久代さん(29)も、生まれつき視野が狭い。横浜市神奈川区のITコンサルティング会社・富士通アドバンストソリューションズの正社員として、オフィス内の同室で働く「ヘルスキーパー(企業内理療師)」だ。

 細かい字を読んだり階段を上り下りするのは苦手だが、毎日1時間半~30分かけて電車で通勤、月2回は東京都大田区の事務所にも出張する。マッサージ師資格を持つ2人の施術が40分わずか500円だけに、社員の7割に当たる計570人が利用する人気だ。月1回の決まりなので「一番疲れている時にやってもらいたい。次はいつにしようかな」。人事部の内田智子さん(32)が笑った。

   ☆   ☆

 ヘルスキーパー制度は、健常者の参入でマッサージの仕事が激減した視覚障害者の新しい有力な就職先だ。横浜市立盲特別支援学校の進路担当、神崎好喜教諭(60)は約15年前から卒業生約60人の職場を開拓してきた。糖尿病などによる中途失明者も多い卒業生は平均30代。働き盛りで扶養家族もいる。身分の安定した正社員は魅力的だ。企業にもメリットがあって働きかけやすいと考え早くから同制度に着目してきた。

 障害者雇用促進法が義務付ける雇用率(従業員56人以上の企業で1・8%以上)に反した企業は障害者1人当たり年60万円の納付金を独立行政法人に納める決まりだ。一方、正社員として採用し300万~400万円の給料を払うとしても、社員が払う施術料と差し引きすれば、負担は実質200万~300万円。社員の健康維持にもつながる。「60万円を水に流す」より有効だ。

 同社が04年4月に導入したのも雇用率がきっかけだった。出張が多いシステムエンジニアは移動に難点があるし、事務職は人手が足りている。人事部の平林麻里子さん(41)がハローワークの紹介で同学校に相談し、モニターを20人募ると数十分で埋まり「いける」と確信した。「当初は『勤務時間内にマッサージなんて』と抵抗があった役員も今は常連です」と話す。

 神崎教諭は1年かけて導入希望の企業と打ち合わせる。障害を理由に給料を抑えようとするなど無理解な社もあるからだ。就職希望の生徒を派遣して「職場体験」させたりして、入社後も働き続けられるよう気を配るには1年はかかるという。

 こうした努力の積み重ねで、旧労働省調査や神崎教諭の推計などによるとヘルスキーパーは全国で▽91年は約50人▽98年は約180人▽今は500~600人--と増えた。しかし、不況の影響で採用数は頭打ち傾向も見え、オフィスの一角を間借りして治療院を開くなど健常者のライバルも目立ってきた。

 だが、同じ社員として新規事業などで忙しい部署が分かっていれば、念入りにマッサージしたりできる。「視覚障害者のヘルスキーパーにしかできない癒やしをアピールしたい」と神崎教諭。休日は新しいアイデアを求めてマッサージ屋巡りをするという伊東さんも「オイルマッサージも取り入れたい。妊婦さんをどう施術するか研究している」と向上心は尽きない。

毎日新聞 2010年2月25日 地方版

福生市’10予算案 26市初希望者に配布

2010年02月26日 00時36分59秒 | 障害者の自立
 災害時や救急時に高齢者や障害者などの治療がスムーズに進められるようにと、福生市は、医療情報を書いた紙などを冷蔵庫で保管する「救急医療情報キット」を希望者に配布する方針を決めた。冷蔵庫であれば、救急隊員も見つけやすい。加藤育男市長が二十四日発表した新年度予算案に盛り込まれた。 

 こうしたキットの配布は多摩地区では、町村部の先例があるが、二十六市では初の取り組みだという。

 キットは高さ約二十二センチ、直径約六センチのプラスチック製の筒に、氏名や服用薬の種類、かかりつけ医の名、緊急連絡先を書く医療情報用紙と保険証を入れておくようになっている。冷蔵保存する必要はないが、冷蔵庫は一般的に地震などの災害にも強く、家電製品の中で目立つ。このため冷蔵庫に保管しておけば、到着した救急隊員も確認しやすく、意識を失うなどした患者の医療情報を把握しやすくなる効果がある。

 配布の対象者は(1)六十五歳以上(2)障害者(3)特殊疾病などがあり市長が適当と認める人-で、同市に申請する必要がある。七月をめどに申請の受け付けを始めたいという。

 同市は年間の申請者を二千人ほどと見込んでおり、事業費は約百五十六万円。

 新年度予算案の歳入は、個人市民税が二億六千七百五十九万減の三十五億四千五百五十三万四千円となったほか、法人市民税が16・9%減の三億九百七十一万九千円となるなど厳しい財政状況を反映。臨時財政対策債五億円を借り入れるなどして財源不足を補った。 (西川正志)

◇市長から◇負担残さない運営を
 税収の落ち込みなどで新年度の予算は大変厳しいものになっている。臨時財政対策債五億円の借り入れは、市民サービスを低下させないよう行政運営するうえでやむを得ないと考えている。

 今後も財政運営の健全化に努めるとともに、歳入に見合った予算編成を目指し、後世になるべく負担を残さない行政運営を心がけていきたい。
東京新聞

横浜ランドマークホールで障がい者の就労を考えるシンポジウム

2010年02月26日 00時35分06秒 | 障害者の自立
 横浜ランドマークホール(横浜市西区みなとみらい2)で2月27日、障がい者があたりまえに働けるニッポンを考える「『働きたい』あなたのシンポジウム」が開催される。

 シンポジウムでは、横浜市健康福祉局と厚生労働省委託事業の「ATARIMAEプロジェクト」が共催し、3部構成で基調講演やパネルディスカッション、障がい者雇用の取り組みを紹介する。

 第1部は、チョーク製造会社の日本理化学工業の大山泰弘会長の基調講演「企業経営と障害者雇用」。「障がい者に導かれてここまできた」と語る大山さんが、障がい者雇用を通じた企業経営や働くことから生まれる本当の幸せについて語る。

 第2部は、いま働いている障害のある人、企業、就労を支援する人たちによるパネルディスカッションやインタビューをクロストーク形式で実施。

 パネルディスカッションには障がい者雇用に積極的に取り組む企業(団体)リーダーが登壇し、パネリストは日本理化学工業の大山さんのほか、木村道弘さん(小松製作所・人事部ビジネスクリエーションセンタ所長)、国分忠博さん(横浜市役所・障害企画課就労支援係長)、ジャーナリストの下村健一さん。

 インタビューでは、ATARIMAEプロジェクト代表の大塚由紀子さんが、企業で働く障がいのある人3人(知的障がい者、精神障がい者、発達障がい者)に、働く意味や楽しさについてマイクを向ける。また、働く障がい者の親と障がい者を支える人々が障がい者サポートのあり方について語り合う。

 第3部では、「ハマライゼーション企業グランプリ」の2009年度受賞企業(高島屋横浜店、日清医療食品 横浜支店、マルアキフーズ)の取り組み内容を各企業の関係者が映像を交えて紹介する。

 当日はホワイエで、11時30分より障がい者の作業所などで作られた手作りパンやクッキーなどの自主製品の販売も行う。

 健康福祉局障害福祉部障害企画課・就労支援係長の国分さんは「第2部のクロストークでは、障害者就労支援センター長や余暇支援ボランティアの方が参加し、親のサポートを含む日常生活の安定に視点を向けたディスカッションを行います」と話している。

 開催時間は12時30分~17時15分(開場11時30分)。会場は横浜ランドマークプラザ5階。定員450人(先着順)。入場無料。問い合わせは健康福祉局障害福祉部障害企画課(TEL 045-671-3992)まで。

 ハマライゼーション企業は、横浜市が2007年より行っている「ヨコハマ・ノーマライゼーション企業」の略称で、障がいのある人を雇用し、障がいのある人が働きやすい職場環境を作るための努力や独自の工夫をおこなっている企業を横浜市が表彰し、その取り組みを紹介する事業。
ヨコハマ経済新聞