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人間は125歳以上生きられないという研究結果が報告される

2016-10-08 13:08:24 | ブログ

人間は125歳以上生きられないという研究結果が報告される(米研究)

イタリアで暮らす現在の最年長女性、116歳のエマ・モラーノ

 「人間は125歳以上生きられない可能性が濃厚で、医学の進歩ではこの壁を突破することはできない」という大規模研究の結果が報告された。
 
 19世紀以降、人の平均寿命は常に伸び続け、1900年にはわずか50年とされた寿命が、現在の新生児なら81歳まで生きると期待することができる。こうして寿命が伸び続けたことで、多くの専門家が人間の生きられる長さに限界はないのではないかと推測してきた。

 しかし、最新の研究ではその伸びには限界があり、しかも私たちはすでに限界に達しているという。

 過去20年間で122歳の記録は塗り替えられず

 世界最高齢とされた女性ジャンヌ・カルマンが1997年に122歳で亡くなったときは既に、人間の寿命はピークに達していたのだ。ジャンヌ・カルマン 1997年に122歳で亡くなる

 英科学誌ネイチャーに発表された、ニューヨーク、アルベルト・アインシュタイン医学校の科学者の論文によると、過去20年で、最高齢の人たちであっても概ね110歳前後で亡くなっており、医学的に大きな進歩を遂げているにもかかわらず、カルマンの記録を塗り替えた者はいない。現在、存命中の最高齢の人物は1899年生まれ、116歳になるイタリア人女性エマ・モラーノだ(なお、インドネシアには145歳と主張する男性がいることはいる)。

110歳以上生きる確率は1万分の1

 研究者によれば、遺伝子がコピーを作る能力の不完全性のおかげでどうしても人間の寿命には限界があるという。それこそが125年間であり、110歳以上生きる確率ですら1万分の1しかないのだという。

 「人口統計学者も生物学者も、現在の寿命の伸びがすぐさま終わると考えるべき理由はないと強く主張しています」と研究の上席著者であるヤン・ファイフ(Jan Vijg)博士。しかし、彼らが集めたデータによれば、それは1990年代にすでに限界がきているのだという。

平均寿命は延びても個人の寿命の上限は伸びない

 「感染症や慢性疾患に対する医療が進歩すれば、平均寿命は伸びるかもしれませんが、寿命の上限までは伸びません。医学的なブレークスルーによって計算から得られた寿命の限界を突破できるようになる可能性はありますが、それはトータルで人間の寿命を決めているらしい数多くの遺伝的な変異を克服するようなものでなければなりません。おそらく、現在寿命を伸ばすために費やされているリソースを健康寿命、つまり健康で生きられる期間の改善に向けるべきでしょう」

 ファイフ博士らは、40ヶ国以上の死亡と人口関連データを収集するヒト死亡データベース(Human Mortality Database)のデータを分析した。

 1900年以来、70歳を超えて生きる人の数は増加し続け、これが平均寿命を引き上げてきた。しかし、100歳以上の人たちとなると、100歳前後で生存率がピークに達したあと、生まれた年にかかわらず急速に低下することが明らかとなった。

 そこで、寿命国際データベース(International Database on Longevity)から、イギリス、アメリカ、フランス、日本のデータを集め、110歳以上生きた人について調査した。すると110歳以上の人の享年は70~90年代初頭にかけて急激に伸びたが、1995年前後に110歳で踊り場を迎えていた。これは1997年のカルマンの死の直近に起きたことである。
ジャンヌ・カルマン 1997年に122歳で亡くなる

 カルマンの享年122歳は、細胞の分裂回数の上限を示すヘイフリック限界が示唆する年齢に非常に近い。1960年、アメリカの解剖学者レオナルド・ヘイフリックは、染色体の末端を保護するテロメアの長さに基づき、人間が120歳以上生きることはできないと主張した。

 これについては、ハーバード大学のデイビッド・シンクレア教授が、人間の寿命に限界などなく、急速に進歩する科学によってずっと長く生きられるようになると見解を述べている。

 「人体を加齢から守る新しい科学技術が、世界中で開発されてきました。これによって一見して寿命の限界らしきものをも突破できるようになるでしょう。1900年には抗生物質の影響など予測もつかなかったのです

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