Le ciel

空を見上げて、何を願おう?

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Don't give up to live your life.

2015年07月14日 01時11分53秒 | 雑記
 弥生肇著 ダイヤモンドダスト -灰になった宝物-読みました。

 弥生さんとはかれこれ数年来のお付き合いとなるのですが、なんかこう、Twitterらしく、近くもなく遠くもなく、なおつきあいをさせてもらっています。ボウリングいったりいかなかったり、コミケであったりあわなかったり。
 さて、そんな弥生さんが主催するのは、Project HybridよりHybrid Library。電子書籍レーベルです。

http://hybridlibrary.net/

 思えば遠くへ来たものです。コミティアで二人でスーパーダッシュ文庫に持ち込みに行ったのが懐かしいですね(遠い目
 余談ですが、僕はその時に割とけちょんけちょんに言われて途中から楽しくなってきて、編集の人に「マジで!?今の読者そうなの!?マジで!?」を連呼していたことをよく覚えています。

 閑話休題。
 そんなHybrid Libraryよりリリースされたのがこちら。氏の著作であるダイヤモンドダスト - 灰になった宝物 - です。
 詳細はこちらより。
http://hybridlibrary.net/hlbooks/diamonddust/
 あらすじのヘタクソさに定評のある私が僭越ながら本作についてあらすじを述べさせていただくと、


 ここではない、いずこかの時代。
 かつて、世に満ち満ちていたエーテルというものとともに文明の大多数を失う大事件から、はや千を数える年月を経て、人類は再び文明と、栄華を取り戻していた。
 そのかつての文明を忍ばせる遺跡に、ある伝説が語り継がれる。
 かの遺跡には、悠久の時を生きる一人の少女がいるという――
 その名を、雪華姫。
 細氷と呼ばれる、誰も寄せ付けぬ、誰も掴み得ぬ、お伽噺。
 しかし、伝説は実在する。
「昔から知りたいと思っていたんだ。あの、謎の女の子のことを」
 そして、好奇心と、ひたむきな想いに突き動かされ、伝説に挑む一人の発明家がいる。
 かくして、伝説に挑む幕が開き――少年は、少女に出会う。


 という、ボーイミーツガールな感じのものです。

 以下の感想については、私の目線で見ているため、必ずしもそれが求めているもの、あるいは想定読者のそれと同一かどうか、という点においてはおおいに疑問があることを前提としてお読みいただきたい、と予防線を張っておきます。
 個人的に、小説を読むときにはキャラの魅力もさることながら、同様にストーリーに重きをおいている人間であるため、まず一本通ったテーマが(どういうかたちであれ) 提示されていると、非常に没入しやすい、という風に考えています。
 本作のテーマとして設定されているのは氏の信条であるわけですが、それは余すところなくつぎ込まれているといえるでしょう。信条とは? というのは、作中で提示されているので、是非にその目でお確かめいただければと思います(露骨な宣伝
 キャラクターについては、もはや流石可愛く書きますねコノヤロウみたいな感じがあって、安定したキャラ造形とカワイイねぇチクショーみたいな感じがあります。取り合えず枕殴りました。
 何と言っても話を動かす主人公、ポブと雪華姫の関係性。彼らはいかにして出会うのか。周囲を凍てつかせ、誰ともなにも共有することのなかった彼女は、どのようにしてヒロインたりえるのか!(メタい
 そう、ある出会いは少年の世界を変える。ボーイミーツガールとはそういうものです。僕たちの見たかったボーイミーツガールはこういうものなのです!!

 で、これ以上書くとネタバレになると思うのでポエミーな感じでお茶を濁さざるを得ないのですが、是非に一度お読みになられるとよいかと思います。流行りのKindleで読めますし。
 彼女は何故雪華姫となったのか? 彼女が生きていくうえで、何を想い、何を考え、何を得て、何を棄てていくのか?
 人生とは決断の連続であり、常に人は何らかの決断を強いられます。人にできるのは、ただ、自らの選んだ道が、せめて後悔せずにすむように、というだけ。
 宝物を灰にすることも、時に、人が生きていくうえでは必要となるときがある。その終わりを、明るく描き切った本作、夏の夜のお供に、いかがでしょうか。
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