くるみっちblog

くるみのブログです

歯を残す精密根管治療

2017-02-27 16:03:58 | 日記
根管治療の重要性について。


むし歯が深くなってしまったら、多くの場合は根管治療を行い、つめもの・かぶせものを作っていきます。
もし、根管治療が不十分で病気が再発してしまった場合、どんなに良いつめもの・かぶせものを入れていても、破壊して外して、 根管治療をやり直さなくてはいけません。さらに、病状が悪ければ、再治療が難しく、抜歯になってしまうかもしれません。
マンションの耐震強度の偽装、レストランの材料の産地の偽装など、心無いお店はお客さんがわからない部分は手を抜いてしまうということが起こりえます。根管治療は、最も患者さんに治療の質がわかりづらい治療のひとつだと考えております。しかし、歯の寿命を伸ばすためには最も大事な基本的な処置なのです。

精密根管治療のキーワード

健康保険の制限にとらわれない世界標準レベルの治療。
歯を残す可能性を高めるためのあらゆる処置が可能。
十分な時間を確保しての治療。
マイクロスコープ・ラバーダム・CT・ニッケルチタンファイル・MTAセメントなど、現在有用とされている設備や材料の積極的な使用(コントラアングルハンドピース)

健康保険の制限にとらわれない世界標準レベルの精密根管治療。


保険診療と自由診療での違いは、自由診療では、制限なくベストの医療を提供できることであり、国からの材料や治療法、コストの制限を受けている保険診療とは大きく異なります。
●他院で抜歯を宣告された方
●他院で中々根管治療が終わらない方
●大切なご自身の歯の寿命を少しでも長くしたい方。
上記のように考えていらっしゃる方は、ぜひともご利用いただければと思います。

時間をしっかり確保いたします。


今まで、保険診療での根管治療を受診された場合、治療の時間が10~15分くらいしかなかったということはありませんでしたか?健康保険では、治療費が非常に低く(1回あたり280~460円)設定されている関係で、時間をかけると赤字になってしまうという事情があります。
後で紹介いたしますラバーダムを歯に装着して、周りを消毒するだけで10分くらいかかってしまいますので、保険診療内できちんとした治療を行うこと自体かなり無理があります。


ラバーダムを使用し、唾液からの感染を防ぎます。


精密根管治療では、根管内に感染させないための無菌的な処置が重要です。ラバーダム処置は、歯とお口の中を隔離することで、唾液からの細菌感染を防ぎます。
また、マイクロスコープ下での治療では視野が狭くなり、どうしても歯以外のところに目が行き届かなくなるため、歯以外を防御できるラバーダムは必須です。
その他、消毒薬や治療器具がお口の中に落ちることも防ぐことが出来る非常に優れた処置です。
歯科医師の中には、ラバーダムが不要だと主張する方もいらっしゃいます。私は、ラバーダムはシートベルトと同じだと考えています。シートベルトをしないからといって、必ずしも事故を起こすわけではありませんが、使うことの意味は大きいです。ラバーダムを使用するかしないかは、歯科医師のモラルの問題だと考えています(歯科 根管長測定器)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿