公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

くもんのデータ

2016-10-22 | 雑記
学力の経済学って本、読みました?たまたま本屋で手にして買ってきたのですが、なるほど・・・・・・一気に2時間ほどで読んでしまいました。

で、一通り読んで思ったのですけれど、くもんの副票データって広告などでは活用されてませんよね、どうしてなのかしら。
あれだけ毎月集めているんだから、膨大な資料になっていると思うのだけど。

研究会の内部には、ビッグデータの解析をする人や経済学の専門家を置いている部署はないのかしら。外注でも可能でしょうけれど。
何歳入会でどくらい継続学習をして何年後には・・・・・・という
平均値で経済的価値を明確にできれば、生徒募集効果はあるとおもうのですがね。

昔、三先表彰とかがせっせと行われていた頃
(今でもやってるのかもしれませんが)
当時の事務局員に、
「そういう子達のその後が知りたい」って聞いてみたことがあるのです。
もう結構な人数が社会に出てもいるのだろうし
そうした優秀児たちの足跡をたどるのはそんなに大変なことではなかろうし
どこの大学へいき、どんな職業についているのかわかれば
入会促進トークにも生かせると思ったのです。

学年越えの学習ができる理解力があるなら
人生、有利に展開しているに違いないってね。
ところが、はかばかしい返事は帰ってきませんでした。
局員は一応問い合わせ等はしてくれたようなのですが
プライバシーがどうとかモゴモゴ言うばかりで、公開はできないというのです。
何も、個人名がどうとかいうのではなく平均値で良かったのですが
結局わかりませんでした。

それで、私としては、
「あら? 数値化するほどの効果はないってこと?」
じゃあ、二先・三先って、どんな意味があるわけ?と考えました。
それでそれ以後は、先取り学習よりも復習を丁寧にする方へ方針を切り替えました。
例えば一学年先をやっている子には
年度初めに在学年のレベルの総復習をさせるとかね。

20年前よりも
パソコンの発達で、データ解析は容易になっているはずです
明確な「くもん効果」というものをぜひ拝見したいものです。


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1 コメント

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残念ながら (通りすがりの現役指導者)
2016-11-07 02:03:27
副票のデータは、請求書の元づけにしかならないでしょうね。
「学力の経済学」は私も読みました。
生徒の真の姿を反映させているわけではないからです。
進度も各指導者で、進めるも戻るもバラバラですし、自分の手で作成していない(適当に報告しておいて)方もたくさん知ってます。
ということは、最終教材までやった=力が付いていると言えるのは、最終教材修了者の何パーセントなんでしょうか?
その先の進路などについては、私も濁されましたが、そうだろうなぁと思います。
残念ですが、問題があるのは研究会だけではないのです。

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