太った婦人とカドガン卿との雑談

ハリーポッターをこよなく愛する「いい大人なはず」の人間が雑談してます。カドガン卿ですから、多少のことには目をつぶって。

ドラコ(&スネイプ)の6巻での足跡

2005-09-23 03:36:48 | 姐式!
今回から、ネタバレ全開です。反転もしていません。読了でない方は読まないことをお薦めします。絶対に作品の面白みが半減です。
登場人物考察の番外編として、ドラコ(&スネイプ)の6巻での足跡について復習をしてみました。 本当にネタバレだらけですし、読了でない方は楽しみが半減ですから・・・(あらすじを読んでしまうことになるので)、そういう方は読まないで我慢することをお薦めします。

これを書くにあたって、考えてみたことは、「ドラコに与えられた使命の最終達成目標とは何だったんだろう?」でした。
ドラコが自分で考えたプラン(Vanishing Cabinetを使う等)=ヴォルが与えた使命とは限らないと思います。
おそらく、ヴォルはドラコに、「お前がXXXXを実行しろ。さもないと殺す、お前の家族も殺す。」と言ったと思います。
ヴォルは、途中の経緯なんてどうでもよくて、結論(最終的なアウトプット)だけを求めているだろうと思うんです。
途中のやり方については、ドラコが自分で考え付いたらしいですね。色々なところの記載から分かります。
スネイプは大きく係わっています。実際にスネイプがやったこと=最終目的だったのか・・・それも疑問だと思います。

6巻の中で書かれている事実(できるだけ時系列)
● 学校が始まるずっと以前に、ドラコはヴォルデモートにMissionを託された。
● その内容は具体的には書かれていない。「お前がXXXXを実行しろ。さもないと殺す、お前の家族も殺す。」という事柄らしい。
● そのMissionやPlanについては、誰にも喋ってはいけない事になっている。
● それは、Narcissaによれば、「誰も今までに成功したことはない」(Dark Lordすら失敗した)こと。
● スネイプにとっては、以下のように表現されている。「Dark Lordは、最終的には私にやらせるつもりなのだろうと思う。だが、まずはドラコが試すべきだと決めておられる。成功する見込みは少ないと思うが、万が一、ドラコが成功した場合、私はホグワーツにもう少し長く居て、スパイを続けることが出来る。」
● Narcissaは、スネイプに助けを求め、スネイプはNarcissaにUnbreakable Vowをした。
● Vowの内容= 「Dark Lordの望みをドラコがかなえようとするのをを手助けすること」、「出来る限りの危害からまもること」、「ドラコが失敗するようなら、ドラコに命じられた行為をスネイプが行うこと」。
● Vowにより、その通りにしないと、スネイプは死ぬ。
● ドラコは自分や家族が殺されると思って怖れた。
● ドラコは「来年は学校に来ないだろう、もっと大きな事をやっているだろう」とクラスメートにほのめかしている。
● ドラコの計画=Borginの店にあるCabinetとペアになっている、ホグワーツのVanishing Cabinetを修理して通路として使えるようにする。(去年、Montagueが押し込められて迷子になったもの。)それを使ってデス・イーター達をホグワーツ内に入れる。
● このVanishing Cabinetについて、ドラコはBorginに「誰にも言うな、母にも言うな」と釘をさしている。
● ドラコは、Room of Requirementで、Vanishing Cabinetを修理していた。
● クラッブとゴイルが見張りに立っていた。ポリジュース薬を飲んで女の子に化けていた。しかし彼らはドラコの計画を全く知らない。
● ハリーは、忍びの地図からドラコがいなくなることから、Room of Requirementを予想していたが、色々と念じてみても入れなかった。(本を隠したいと念じた時のみ入れた)
● ホグズミードにある「三本の箒」のマダム・ロスメルタは、ドラコの計画によってImperius Curseで操つられていた。
● ドラコは、魔法をかけたコインを使ってロスメルタに指令を送っていた。
● 呪いのネックレスは、ホグワーツ生が「三本の箒」のトイレに来たら、ロスメルタが渡して、校長にとどけるように計画。
● はちみつ酒は、ロスメルタが毒をいれ、Slughornにダンブルドアへのクリスマスプレゼントとして渡す計画。
● 事件の夜、トレローニーはRoom of Requirementで「喜んでいる誰かの声」を聞いた。(Vanishing Cabinetの修理成功)
● トレローニーはシェリー酒のボトルを隠そうとして、Room of Requirementに入って、誰かがいるのに気づいた。
● トレローニーが部屋から出た直後、ハリーと偶然出会って、ハリーに話をした。
● また、トレローニーは過去の思い出話もしている。「面接を途中で邪魔したのはスネイプ」だった事についても、ハリーに喋っている。(予言を途中まで聞き、それをヴォルデモートに伝えていたのはスネイプだった。)
● ハリーがダンブルドアに詰め寄ると、「ハリーの両親が予言に係わることを知ったスネイプは、後から大変に後悔して、それから味方になった」と、ダンブルドアは解説した。ハリーは信じていない。
● この夜、ダンブルドア達が出かけるのを、ロスメルタが監視してドラコに伝えた。留守になっているので手薄になるはず。
● ドラコが何かに成功したらしいと思い、ダンブルドアが不在なのを恐れて、ハリーは、トリオやDA仲間でドラコとスネイプを見張らせた。(Felixを飲んで忍びの地図を使う)
● ロンたちは、忍びの地図でドラコを捜したがいないので、Room of Requirementを見張っていた。
● ドラコは、ロン達が見張り始めて30分くらい(ハリーたちが発って30分くらい)で、出てきた。
● ドラコは、フレッド&ジョージの店の商品でPeruvian Instant Darkness Powderという粉(真っ暗になる)を使った。自分はHand of Gloryを使って、その光で自分だけは暗闇でも見えるようにして、デス・イーターを誘導した。
● ダンブルドアは、留守にする前に、Orderのメンバーにパトロールを依頼していた。トンクス、ルーピン、ビル。
● ロン達はドラコとデス・イーターを見失ったが、Orderのメンバーと合流。戦いが勃発。
● デス・イーター達は塔の上へ向う。
● Gibbonというデス・イーターが塔の上へ行ってDark Markを上げた。このマークでダンブルドアを塔の上へ誘い出す計画。
● 塔へ真直ぐに向ったのはドラコ。他のデス・イーターは階下でOrderと戦う。
● マクゴナガルはフリットウィック先生に、スネイプを呼んで来てくれと頼んだ。
● ハーマイオニーとルナはスネイプのオフィスを見張っていた。フリットウィックがスネイプを呼びに来たのを目撃。スネイプは加勢するために部屋を出た。
● そのスネイプが戻ってきて、「フリットウィック先生が倒れたので面倒をみてあげてくれ、自分はデス・イーターと戦う。」と、ハーマイオニー達に言った。それでハーマイオニー達はスネイプを行かせてしまった。じつは、フリットウィックを倒したのはスネイプ自身だと後から判明。
● 塔の階段で戦いは続く。
● 塔の上に箒でダンブルドアとハリー(ハリーは透明マントを着ている)が到着。ダンブルドアは急いでスネイプを呼ぶように、ハリーに指示。
● 扉が開いて、ドラコが出てきて、Expelliarmusと唱え、ダンブルドアの杖が遠くへ飛んでいく。
● Expelliarmusの直前に、ダンブルドアはハリーに魔法をかけ、動けなくしてしまう。口もきけず動けない状態。
● ドラコは、「自分にはやらなくてはならない仕事がある」と言う。やらないとDark Lordは彼を殺し、彼の家族全員を殺すと言った。
● ダンブルドアはドラコと話をする。どうやってデス・イーター達を呼び寄せたのか、何を使ったのか、マダム・ロスメルタの件、ネックレスの件、毒入りはちみつ酒の件など。
● ダンブルドアは、ドラコの陰謀に全て気づいていたと言っている。スネイプに指示してドラコを見張らせていたと説明。
● ドラコは、スネイプは母とVowをしたのだからダンブルドアの指示で動いていたわけではないと主張。
● ダンブルドアは、スネイプを信頼していると言う。
● ドラコは、栄誉を横取りされるのがいやで、今夜の計画も、スネイプに全く話していない。スネイプは翌朝まで気づかないだろう、とさえドラコは言っている。
● ドラコはRoom of Requirementで何をやっているかについても、スネイプに絶対に言わなかった。
● ダンブルドアは、ドラコの陰謀に気づいていながら黙って知らないふりをしていた。怪しんでいる事がヴォルデモートにばれれば、ドラコが殺されてしまうという懸念から、そうした。
● ダンブルドアはドラコを助けようと提言。「正しい側へおいでドラコ。君が思うよりもずっと完璧に君をかくまってあげよう。それに加えて、Orderのメンバー達を君の母上のところへ向わせることも出来る。彼女も同じようにかくまうのだ。 君の父上は現在のところアズカバンで安全だ。時期が来たら、彼をも保護してあげられる。・・・正しい側へ来なさい、ドラコ・・・ 君は殺人者じゃない・・・・」
● ダンブルドアは、ドラコをずっと説得。
● Orderとデス・イーターの戦いは塔の中の螺旋階段を上へ。
● デス・イーター達は、何かバリヤーのようなものを塔の途中に作ってしまい、OrderやDAのメンバーは、弾き飛ばされてしまう。どうしても先へ進めない。
● ネビル、バリヤーにぶつかって吹き飛ばされる。
● 塔の上に4人のデス・イーターが登場。
● 全員が、ドラコに「やれ」と言う。"Do it"と言うセリフ。
● 「命令なのだからドラコがやらねばならない、ドラコ早くしろ!」と指示。ドラコがやることになっているらしい。
● Fenir Greybackがじれったくなって、自分でやろうとするが、他のデス・イーターに呪文で止められた。
● 女のデス・イーターは、「出来ないならどけ。自分達の1人が・・」と言っている。出来なくて、他の人に譲った場合は、誰かが替わって行ってもいいらしい。
● 塔の階段には、スネイプがやって来て、真直ぐにバリヤーを突き破って走って行った。そこに何もないかのように塔の上へ走っていった。
● 他のメンバーはスネイプを疑っていなかった。知らない魔法をしっていて通れたのだと思った。他のメンバーは相変わらずバリヤーを通れない。
● スネイプは塔の上へ。
● デス・イーターは「スネイプ、問題発生だ。この子供がどうやら出来ない様子・・・」と言っており、スネイプの出現を驚いている様子はなし。
● スネイプは何も言わなかったが、マルフォイのほうへ歩き、マルフォイを押しのけた。
● デス・イーターたちは何もいわずに、たじろいだ。恐れをなしているように見えた。
● スネイプはしばらくダンブルドアを見ていたが、彼の顔に刻まれたとげとげしい皺には、強い嫌悪と憎悪が刻まれていた。
● ダンブルドアのセリフ。「Severus … please …」
● スネイプは杖を上げ、直接ダンブルドアを指した。「Avada Kedavra!」
● 緑色の光がスネイプの杖先からほとばしり、ダンブルドアの胸を正面からとらえた。
● スネイプがマルフォイを掴むようにして立たせ、塔を降りてきた。「終わりだ」と言っていた。
● Orderのメンバーは、彼らがデス・イーター達に追いかけられていると思い、そのまま行かせてしまった。
● しかし、続いてデス・イーター達も降りて来たため、再び戦いが勃発。
● スネイプはマルフォイをつれて逃げていき、動けるようになったハリーが追いかけた。
● デス・イーターの1人がハグリッドの小屋を爆破。小屋が燃える。
● ハリーは呪文をぶつけるが、ことごとくスネイプにはじき返されてしまう。
● 他のデス・イーターがハリーを狙うが、「だめだ!」「命令を忘れたのか?ポッターはDark Lordのものだ。我々は手出はならん。」とスネイプが言っている。ハリーを殺してはいけないらしい。
● ハリーはスネイプに対してSectumsempraやLevicorpusをやろうと試みた。
● スネイプは、それらが自分の発明した呪文であることを告白。自分がHalf-Blood Princeであると説明。(ジェームズのがLevicorpusを自分に対して使った時のことにも言及。)
● 逃げるスネイプに向って、ハリーは何度も臆病者と呼ぶ。これに対し、「DON'T … CALL ME COWARD!」と、スネイプは大変に激しく反応。
● スネイプとマルフォイは、逃げ切って門を出て、Disapparate。
● Order側の誰もが、スネイプの行為に驚いていた。
● ダンブルドアは、スネイプを信用できる決定的な理由があるようなことを、ほのめかしてした。スネイプの後悔は完全に純粋なものだと、ダンブルドアは明確に言っていた。
● スネイプはOcclumencyの達人でもある。

さて、この記事は「疑問」編へと続きます。見てね。

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