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山○かつてない1万2千円でXserve

2004-07-25 | ぷらぷらアーカイブ
約1か月ぶりに――ある一部でいろいろな意味で伝説として語り継がれている飲み会――「山○会」の第2回。今回は、ゴールデン街ではなく、そこから四谷方面に少し歩いたこのへんにある、「ドンキホーテ」こと藤田Barに白羽の矢が立ったんだ。

それはそれは恐ろしいくらいに、ネタが満載だった前回とはうってかわって、今回は静かに流れる時間のなかで、触れ合うグラスの音色もまた加速度的に忘却の暗がりのなかへ消えゆく。泣く子も怒りだす変人マスター=藤田さんのマシンガントークも、カウンターから離れたテーブル席だったことと、めずらしく――これは本当に相当めずらしい――ほかの客で大入りだったことが幸いし、聞くチャンスがほとんどない。唯一、彼がしその葉の残っている皿を見つめて「味覚障害?」と宣(のたま)い、一瞬その場がのっぴきならない雰囲気に襲われたことくらいだ。

これは……例えるならそう――アダルトリッチ。アダルトという言葉をひとたびこのBLOGで記そうものなら、たちどころにいかがわしい響きを帯びるから不思議だ。

不思議といえば、前回バックレた方の山○がやたらと大人しかった。いろいろ思うところがあったようだ。そりゃ、こないだバックレた先が実は自宅ではなく、ゴールデン街のど真ん中にある駐車場で、明け方酔っ払いに蹴っ飛ばされ、朦朧としつつもやっとのことで帰宅したら奥さんに「駐車場で寝るような人と結婚した覚えはない」と激怒され、翌日埋め合わせでディズニーランドに連れてった――なんていう得がたい経験をすれば、人間すべからく思うところのひとつやふたつ、いやがおうにもできてしかるべきなんだろう……と思って、切なくなった。また、某氏の暗躍も微妙に影響していたようで、ある意味申し訳なくもあった。

申し訳なくもあったんだけど、あろうことかヤツは……帰りたがった。やたら、帰りたがった。俺の心積もりに少なからずあった、“2次会はゴールデン街でしっぽり”という野望が、もろくも崩れ去った。

かくして俺は、ふたたび夜の新宿にひとり取り残された。このさみしさときたら……!

始発まではまだたっぷりと2時間はありやがる――ゴールデン街でひとり飲み直す気になんてとてもなれなかったブロークンハートな俺は、タクシーで小田急線をひたすら――ただ、ひたすら下ったんだ。

……1万2千円でした。

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1 コメント

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Unknown (りりー)
2004-08-03 16:38:34
うちのお客さん、深夜、仕事が終わってくるまで帰ろうとしたら、車の前に酔っ払いが寝ているのを知らずに轢いちゃった。

駐車場で寝ちゃあダメだよ。

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