一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「○○ジャパン」

2008-08-24 | よしなしごと
今さら後出しのようですが、「○○ジャパン」と監督の名前をつけて持ち上げたり(こきおろしたり)するのは好きじゃありません。
それが王であり長嶋であったとしても。

そもそも監督の役割も競技や監督の個性やその他の事情によって違うわけで、チーム編成、戦術、試合での采配のどこにウエイトを置くか、どこについては影響力が持てないか、どこが得意で不得意かというところはバラバラなはずです。
それを十把ひとからげで監督名で代表させるというのは物事を単純化しすぎです。


星野監督はもともと采配よりはチーム編成の人だったはずですが、今回はお友達コーチ陣を連れて行って、故島野ヘッドコーチのような采配についての参謀役はいませんでした。
また、チーム編成についても、広島の栗原や東出とかダイエーの松中などはおらず、各球団の事情に配慮した感もあります(確かに広島からこの二人を抜いたら試合にならないですけど)。
予選でスクイズで決勝点を取ったチームが、いつのまにか村田、GG佐藤などの一発屋を並べたチームになっているのも不思議です(同じ横浜なら村田より内川のほうが汎用性があるしコンスタントに結果を出す選手だと思うのですが)。

「星野ジャパン」とおだてられて、過信や政治的な配慮やかっこつけなど余計な要素が入り込んでの結果のように思います。


そういえば「[監督名]ジャパン」と呼ばれたチームは、皆惨敗してますね。
監督に注目が集まりすぎた結果、本業の監督業がおろそかになってしまったり、勘違いしてしまった部分もあるのではないかと。

ひょっとして好成績がそもそも期待できないからそうやって盛り上げていたとすれば、マスコミの方が一枚上手だったのかもしれません(そんなこともないだろうな・・・)。



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