一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・
(節電モード)

『伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術』

2008-01-24 | 乱読日記

ひきつづき投資の本。
今回は『伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術』というちょっとキワモノ的な書名です。

1983年にシカゴ商品取引所の伝説のトレーダー2人が「トレーダーを育成することが可能か」という賭けをし、「タートルズ」という養成塾を作りました。
大々的な広告をし、高倍率から選抜された塾生「タートルズ」は2週間の教育のあと100万ドルずつの運用資金を任されます。
タートルズは4年間の運用期間で抜群の成績をあげ、卒業生の多くはトレーダーとして成功を収めます。
しかし「タートルズ」の教育内容は今まで謎につつまれていました。

本書は若干19歳で塾生に選ばれ、しかも運用期間中最高の成績を出した筆者が「タートルズ」の秘密を明かす、というふれこみです。


しかし、当然のことながら「これを知れば100戦100勝」という秘術が記されているわけではありません。

タートルズの戦略の基本は、相場変動を予測するのでなく、相場変動に対し確率的に優位な取引ルールを作り、それを強い意志を持って貫徹する、と言うことに尽きます。
問題は市場も常に変動するわけで取引ルールに完璧なものというのがないことです。本書でもいくつかの基本的考え方が示されていますがそれが常に打倒するわけでもないということも言及されています。 

本書で参考になるのは「ルールを貫徹する」という考えの大事さとそれを妨げる人間の心理についての考察です。
これはトレーダーや投資のみならず、仕事でも役に立つ部分があります。

一部を抜粋

  • 現在形で取引せよ過去にくよくよしたり、未来を予測しようとしたりしてはならない。前者は非生産的で、後者は不可能だ。
  • 予測しようとせず、確率で考えよ市場を予測して当たりを取ろうとするより、長い目で見て成功する確率の高い手法に集中すべし
  • 取引には自分で責任を取れ自分の過ちや失敗を、他人や市場、ブローカーなどのせいにしてはならない。過ちは自分で責任を取り、そこから何かを学ぶこと


「実生活でも役に立つ」と書こうとしたのですが、実生活に生かすのはほどほどにした方が人生楽しいかもしれませんねw






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タートルズ シカゴ商品取引所
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