Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

少し足りないモノ(33節長崎戦)

2017-09-16 21:39:01 | マッチレポート17'
盛り上がりには欠けるものの、緊迫感のあるそんな試合だった。


アウェイで対戦した時もそうだし、前節の徳島戦もそうだし、今季観た長崎の試合で「強いな」と感じる試合は1試合もなかった。今日も対戦しながら、失礼は承知だけど、このレベルで自動昇格争いが出来るんだという感想だった。アウェイでの勝ち点3はインチキだけど、それでもここまで勝ち点を積み上げるには、強さ以外の何かが長崎にはあって、大分にはないものがあるような気がする。今日も決して悪い内容ではなかったけど、勝ち切るには何かが欠けてたそんな印象の試合だった。


しばらくコンディション不良で休んでいた川西が復帰。休養前と変わらないクオリティを見せてくれた。代わりにコテが休養に。さすがにずっと出場し続けるのは難しいと思うから、こうやって少しずつ人を代えながらリペアしていけるなら、チームにとってはいいこと。でも次に休養してリペアすべきはごっちゃんだと思う。今日もチャレンジじゃない場面で何回ロストしたか分からない。プレーがとても軽いし、トップコンディションにはほど遠い。今日の中継で林がシャドーの練習してるみたいなこと言ってたから、メンバー的に無理じゃない。今まで頑張ってきたことは分かるし、だからこそ少し休ませた方がいい。


片野坂さんや選手たちが長崎対策として「少し考えていることがある」というコメントをしてたけど、個人的にはファンマの周りにパスを付けることだったんだじゃないかなと思ってる。普通はビルドアップの時にボランチの位置にボールを付けるのがなかなか難しいもんだし、相手もボランチに前を向かせてボールを持たせてしまうと、色々なことが出来てしまうから嫌がるもの。でもファンマが極端に運動量が少ないから、ちょっと挑発的なくらい「ファンマ裏」や「ファンマ横」に川西や惇が顔を出して、パスを通してた。でも今日はそこから先の精度が全体に低かった、もしかすると長崎の位置取りがよく苦しいところにパスを出さざるを得なかったのかもしれないけど、とにかくなかなか決定的なパスに繋げられなかった。


少し足りない何かは、個人的には「勇気」だと思ってて、漠然としてるけど、シーズンを通してずっと感じてる。冒頭にも書いたけど、緊迫感のある試合じゃなくて、盛り上がるような試合に持ち込んだらどうだったかなと思っていて、そういうところに、少しの足りなさを感じてる。緊迫感のある試合は長崎の土俵だと思うよ。ただ、そんなことの前に、逆転されたゴールは単純にクロッサーに対する惇の寄せが全然甘いし、中も1試合で2度も入らせたらアカンよ。漠然としたことの前にやれることはもっとあると思う。


まあでも今までの連敗が止まる時のように酷い内容の試合じゃなかったし、悲観するほどのもんじゃない。それに混戦と言われた今季のJ2も単純に例年に比べてレベルが低いだけのように思う。やっぱり毎年自動昇格するチームは「あ、こりゃ、適わんな」ってくらいに強いけど、今季のJ2には湘南を含めてそんなチームいないし、まだまだどうなるか分からない。少し足りない何かを探しながら、残りの9試合に全力で臨んでいけば、まだチャンスは巡ってくる。






あ、そうだ。今日も笑っちゃうくらいに酷い中継だったな。本当にずっと鼻で笑ってたよ。8月頃ちょっと良くなりかけたんだけどな。。
コメント
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