古代日本史への情熱

記・紀・源氏は魏志倭人伝の奇跡的で運命的な間違い方(逆)の構造どおりに記述されている。倭人伝にあるのは現代史と未来史

石上神宮から平城宮跡、藤ノ木古墳、藤原宮跡は同一距離

2017年04月07日 13時54分27秒 | Weblog
石上神宮から平城宮跡・および朱雀門、藤原宮跡はほぼ同一距離です。
以前、△石上神宮―海龍王寺―藤ノ木古墳が正三角形であることをみました。
http://blog.goo.ne.jp/go-hot-ai2395/e/1e8432eb81f5522adda30e55dfe3e3ed
⊿藤ノ木古墳-石上神宮-海龍王寺 2016年05月22日
何度もやっていますように、藤ノ木古墳の被葬者は第一に、天武系の文武天皇で、もう一人は長屋王のはずです。
そこに物部氏の石上神宮、藤原不比等の邸宅であった海龍王寺と合わされると、法隆寺も含めて藤ノ木古墳を監視することになるのでしょう。
(聖武天皇の皇后で不比等の娘の光明子が海龍王寺の主です。ただし、聖武天皇が文武天皇の皇子であるというのは虚偽です。)











今回は海龍王寺を外して平城宮跡や平城京・朱雀門にしてみました。
前にもやったはずですが、正三角形にはなりませんので、海龍王寺でやりました。
しかし、石上神宮は物部氏の氏寺でありますから、物部氏は藤原宮(じつは飛鳥浄御原宮)にも平城宮にも、大きな影響力があったということを表していると考えてもいいはずです。
もっといえば、物部氏が藤原宮から平城宮に遷都するときの最も大きな力だったということです。
藤原宮(飛鳥浄御原宮)は息長氏と物部氏にとって意味が違っています。
また、
藤原不比等と文武天皇の確執に物部氏が巻き込まれたものです。
物部連麻呂は不比等側につかざるを得ない状況にあり、文武天皇を殺害します。
(壬申の乱の最後で連麻呂が大友皇子の自害を見届ける、という話につながっています)
しかし、石上麻呂(物部連麻呂)が717年に死去するまでは、藤原宮(飛鳥浄御原宮)が中心だった考えています。
以上のことは以前に書いていますが、もう少し、はっきりしてきたのは、物部氏の位置づけは、卑弥呼・臺与(とよ)の子孫であろう天武系を押さえる役目を負わされたということでしょう。
(ただし、石上麻呂(物部連麻呂)が生存中は(また藤原不比等の生存中も)長屋王が残っていましたから完全ではなかったかもしれません)
そう考えるのは、出雲大社-宇佐神宮の間に石見一宮物部神社がありました。
そして、石見一宮物部神社は瀧原宮→藤原宮(飛鳥浄御原宮)の延長線上でもありました。
(出雲大社には卑弥呼が祀られていますし、また稲葉の白ウサギは宇佐の木、神ということで卑弥呼・臺与(とよ)を指しています。イザナミを戻らせないための石。磐・明石)
さて、では、瀧原宮→石上神宮の延長戦はどこでしょう。これは次回。

忘れっぽいので、ともかく石上神宮からの距離。
石上神宮→藤ノ木古墳
 ①277°48′52.15″ ②97°44′41.69″ ③11,341.181(m)
石上神宮→平城宮跡
 ①332°45′21.98″ ②152°43′23.71″ ③11,567.748(m)
石上神宮→平城京・朱雀門
 ①331°51′34.72″ ②151°49′36.86″ ③11,189.601(m)
石上神宮→藤原宮跡
 ①201°07′41.64″ ②21°06′10.55″ ③11,367.471(m)

また瀧原宮から藤原宮(飛鳥浄御原宮)跡、石上神宮までの距離も同一です。
△瀧原宮-藤原宮跡-石上神宮
瀧原宮→石上神宮
 ①296°11′03.66″ ②115°51′34.42″ ③58,642.672(m)
瀧原宮→藤原宮跡
 ①285°04′37.42″ ②104°43′38.78″ ③58,806.536(m)
石上神宮→藤原宮跡
 ①201°07′41.64″ ②21°06′10.55″ ③11,367.471(m)

瀧原宮での角度
 296°11′03.66″-285°04′37.42″=11°06′26.24″≒11.1073度
藤原宮跡での角度
 104°43′38.78″ー21°06′10.55″=83°37′28.23″≒83.6245度
石上神宮での角度
 201°07′41.64″-115°51′34.42″=85°16′07.22″≒85.2687度

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4月6日。昨日が満開だったようです。あっという間に



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