Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

函館視察

2007-08-25 20:24:00 | 会派活動
 函館視察に出かけました。



すずか倶楽部の4名で「地域交流まちづくりセンター」を視察してきました。
歴史あるデパートの利用をめぐって、再利用する、解体するという中で、函館の旧市街の賑わいを呼び戻すためにもということでまちづくり会館へのリニュアルが決まったそうです。

 この施設は道南のNPOの中間支援を目的に、地域住民にとって象徴的である建物(大正12年建設・丸井今井呉服店函館支店)を平成17年度から2年・6億8千万円をかけて再生して、運営をNPOが中心になった組織で運営しているものである。
 
 場所は函館市(人口:294,000人)旧市街の中心である函館山の麓に位置している。

 この場所が選ばれた理由は、函館市が合併し市域が広がると同時に、北側の新興地に旧市街から人口が流出し、旧市街で高齢化と過疎化が進んだため、旧市街地域活性化のひとつの要素としてでもある。(郊外は人口が3倍に膨れ上がり、旧市街地は、3分の1に減少した)

 開館後の利用については、ホールを中心に(272㎡1日10,000円)利用が上向きであり(研修室2室・500円/時間、会議室2室・300円/時間、貸し事務ブース4㎡・3,000円/月額)また、古い建物に思い出のある市民の来訪も多いなど(喫茶エリアもあり)、効果があるということである。利用者は、開館当初120~130人が、400~500人/日となり、イベント開催日は1,000人/日の利用者がある。

 今後の課題としては、利用者の増大に対応するためにも人員増が必要でということである。収入に対して市からの財政支援は大きいが、当該地域の活性化という面から考えれば意義のあるものと考えられる。

 函館市では公民館数が少ない代わりに、地域集会所がまちづくりの起点として活用されており、当該氏摂津はそのような函館市におけるまちづくりの拠点的な意味あいが低いが、鈴鹿市におけるセンターの位置づけについて考えるとき、各地域公民館ひとつひとつをまちづくり・市民活動の拠点とし、それらを統合して全体の活動の拠点。情報の集積地としてのセンターの構想は有効と考える。

 地元商店組合は、商業施設としての再利用を提案していたようであるが、行政側の意向に押し切られたと語る商店主もいて、指定管理者制度や、まちづくり支援などの行政の流れと、公金の使い方のありようとして興味深い施設利用であった。

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