紀伊半島に来ると 一度は立ち寄りたい いい湯があるんや
日本最古と言われている温泉地 湯之峰
長閑な山里を通って行くと 鄙びた佇まいの湯治場が見えてくる
こういう温泉地は 風来坊のお気に入りなんや
日当たりの良い畑地を抜けて 谷間に降りて行く
川筋に沿った道の両側に 温泉宿が並んでいる
駐車場は 一番下手にある ここ一カ所だけ ソーラー発電には ちょっと厳しい環境かなあ
靄とも湯気ともつかぬ 乳白色に包まれながら 早朝の湯之峰を歩いた
風はまだ冷たいが 桜がほころび始めたなぁ 春やなぁ
掛け流しが当たり前の 豊富な湯量 温泉街全体から 湯気が立ち上っている
90℃ほどの源泉が 惜しげもなく川に流され もうもうと湯煙を立てている
つぼ湯は 小栗判官ゆかりの温泉
毒殺されそうになった小栗判官を治すために 照手姫が薬湯を汲んだ源泉に入浴出来る施設
1800年の昔から湧き続け 一日に七回 湯の色が変わるんやて
順番待ちの東屋が造ってあるほど 湯之峰温泉では人気のスポット
待ちながら つぼ湯の由来が解るように 看板が立ててあった 「 ふむ ふむ 」
世界遺産にも含まれている 『 東光寺 』 ガイドブックを持った外人さんも来るで
老舗旅館 『 あづまや 』 格調高く もてなしの心遣いがある宿 風呂も風情があるよ
『 王子 』 は 『 九十九王子 』 と言われるほど 熊野詣での道すがらにたくさんある
参詣途上で儀礼を行う場所であったとされている
『 湯之峰王子 』 から先は 熊野古道 本宮へと続く遍路道に 光芒が射していた
せっかくここまで来たんだから 熊野古道を 歩いてみようか
最新の画像[もっと見る]