つれづれ・旅日記

一陣の風が誘(いざな)う 良い旅を(ボン・ヴォヤージュ)と囁きながら
天衣無縫 写真でつづる さすらいの記憶

美瑛岳&十勝岳

2016-10-20 00:02:48 | 全国 旅日記


高山植物の宝庫 美瑛岳と  今も噴煙を噴き上げている活火山  十勝岳を縦走した




山行時間が10時間を超えそうなので  朝6時に白銀荘の登山口を出発



足下に気を配りながら  ぬかるんだ湿地帯を抜ける


最初の沢渡渉 連日の雨のために水嵩の増えた沢  渡れそうな所を探し上流にルートを求める



身を屈めながら  ハイマツのハッカのような臭いを嗅ぎながらの歩行 

 

噴火で出来た熔岩礫が  見えてくる



眼下に美瑛の町と望岳台を望む  



コケモモの群生地を  抜ける



正面に圧倒的な大きさで迫ってくる筈の美瑛岳が  3合目辺りより上層部が雲で見えない



前日 十勝岳で外国籍の少年が霧のためにルートを外れ  

 ヘリコプターの飛び交う中 

夕暮れに救出された   それを間近で見知っているだけに緊張感が高まる



今年は十勝連峰の残雪が  例年より多いと聞いてはいたが 

夏には沢渡渉の所がこれほどとは  想像だにしていなかった



高度を増す程にガスが濃くなっていくようだ 



このところ東海地方では38度を超す真夏日というのに  ここではやっと新芽が吹き始めている



霧のために  美瑛岳の頂上にある標識を見落とすところだった



迫力ある美瑛岳の噴火口を  霧で見ることが出来なかった



頂上の風を避けての昼食を済ませ  十勝岳への取り付き分岐に向かう



視界10メートルほどの中  雪交じりの雨が強くなる 

霧の中では地図と磁石だけが頼り 



踏み後のない広いザレ場  400メートル先の指標に辿り着くため

慎重に磁石の示す方向へ歩を進める 



指標が現れほっと一息  

霧の中では 方位を2度以上見誤れば  この指標に出会わなかったであろう



歩き始めて8時間  突然霧の中から十勝岳の頂上が現れる



十勝岳の大雪渓  例年より大きく見える



十勝岳を覆っていた雲から抜け出すと  別世界の視野が眼下に広がる 

去年同じ時期に  美瑛岳からトムラウシに向かったパーティ8人の命を奪った十勝連山 

女心と山の天気は変わりやすく  機嫌を損ねると恐ろしいぞ



霧に覆われた風景の中での  植物群を御覧下さい




       イワブクロ








       チシマキンバイ






       イソツツジ



       コケモモ



       イワヒゲ



       チングルマ






       ウコンウツギ



       エゾオヤマリンドウ






       イワハゼ



       ハクサンコザクラ



       エゾツガザクラ



       キバナシャクナゲ



       ヨツバシオガマ



       セリ科



       エゾツツジ


 
       コガネギク


所要時間11時間  肉体的には厳しかったが

霧のお陰で  幻想的な植物群の佇まいに魅せられた山行を  生涯忘れる事はないだろう




                       















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