GNOMESのフイールドノート (絵日記・絵本作りから)

デザイナー(ノーム)のつぶやき、ママチャリ通勤、東南アジアでの活動、ハイキングでの顛末、絵本作り、町会長の独り言など。

ノーム通信234 隅田川沿いを歩いて

2017年08月05日 | ノーム通信
隅田川沿いを歩いて

 朝、浅草から両国まで最近は隅田川沿いの水辺を歩くことが多い。歩くというのは色々な考えが浮かび、思索し、整理し、大体一日やることはその時におおむね終わらせることができる。後の時間は体をつかってそこに追い付くようにするだけのことだ。もっとも最近はせっかく思いついたことをさっぱりと忘れることも多いから、なかなかうまくいかないのだが。

 今日もいろいろ考えながら歩いている。このところ年末からの活動でなんとなく追われている。町会長も10年もやっていると、もう慣れたかと思はれるけれどもスタッフは変わっていくから常に気が抜けない。と言いながら時折バングラディッシュあたりへ国外逃亡をはかるわけだが、それで問題ならやめさせればいいのだ。私はいつでもさっとやめられる。そんなことを言いつつ、防災訓練だ、駅頭キャンペーンだ、会長会だ、役員会だ、区役所だ、消防だ、学校だと走り回っている
 そこへもってきて急にバングラディッシュへ行くことになってしまった。まだ来月の話だが、航空券の手配や問題の分析、話し合い、連絡に追われている。今回はスタッフ達や活動の事でのっぴきならない厄介な問題が出来て、怒りや、戸惑い、暗い言い訳などの中、何ができるかわからないが、とりあえず行かねばならないわけだが、同時に、行った先がそれほど安全でもなくなってきてるってわけだ。いいところが全くない。せめて自分の身としたら一応、それなりの、いつ突然消えちまっても問題がないような構えはとっていくしかないだろう。大体やるべきことはやりきったからまあ、いいと思うが。
 行くのは1月だから少し時間はある。その前にまだまだこなさなければならないことが多い、17日に小平市で講演会をやってからだ、楽しい予定がないものだから気が重いわけだ。そんなことを考えながら歩いていると急に足元の波音に気付いた。目を上げると隅田川は目いっぱいの上げ潮で、船が通ると波が音を立てて岸辺に打ち上げてきている。朝の光が一面にキラキラ広がっていて、すがすがしく明るい世界が広がっていた。目を細めて見渡す。「よーし、上げ潮だ」と一人で気合を入れてみる。一つ一つ、その場では力を尽くしていくしかないのだ。
 どうも、計画を立てて着実に一歩ずつ進んでいくというのは苦手だ。いろいろな問題に直面してから、それこそ力をつくして乗り越えてゆくというやりかたで今まで来たような気がする。ただその結果をそのままいつでも受け入れられる用意だけはおこたらない。さて、今回のリスクはどうかな、まあ、スラムにいる間に人から危害を受けることはない、みんな家族みたいなものだから。問題はやっぱり路上かなー。だからと言って、いつも警官の護衛つきなんて冗談じゃあない。まあ、うまく逃げ切れるか・・・・・などとぶつぶつ言いながら歩き続ける。
 しかし、川面を上下する船も観光船ばかりで、仕事の船がめっきり減った。今も、リバータウン、ホタルナ、ヒミコ、そして小柄なさくらが浅草に向かい、あじさい、こすもす、カワセミが船を出す準備中。屋形船はあちこちで今夜の仕事に向けてゆっくりとしている。

 ようやく、両国の船乗り場から道へ出ると、国技館の真正面。今日も幟がはためき前売りの売り場が開いている。びんつけ油に気が付くと髪がほずれた相撲取りがふろしきを下げてすれちがう。そろそろ事務所です。さあ、カラ元気にしてもひとがんばりだ、「よーし、上げ潮だ」と気合をいれつつ今日は事務所にやってきました。
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