
ダイジェスティブ・ビスケット
たいていの女性はロマンスとお菓子が大好き。あるとき甘い場面で「Digestive Biscuit」が「消化に良いビスケット」と訳出されていて、一瞬考え込んでしまったことがあった。
たしかにネーミングの由来は消化によいと考えられてきたことにあるのだけれど、現代ではいわゆる小麦胚芽なども配合されている甘いお菓子のことと理解されている。
しかもそれはハイライトともいえるようなシーンで、ヒロインのティータイムのお供として登場していたからなおさら「消化によい」が悪目立ちして見えた。
こんな場面で「消化」とは、ムードも台無しだ。そんなシーンで誰が一体胃腸のことなんて気にしているものか。
やっぱり、そこは「小麦胚芽の甘いお菓子」くらいで行ってほしい。
K.H.(40代 女性) 翻訳コーディネーター(・・・とは、世を忍ぶ仮の姿。その実態は、地球を平和にするパッショネイトなロマンス小説家をめざすアラフォー。夢の印税生活を実現すべく、暇を見つけては、絢爛豪華な空想世界を書き綴っている。)









