
池田理代子さんといえば、漫画や宝塚歌劇団による舞台化で話題を呼んだ「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」などを思い出す人が多いはず。数々のヒット作を世に送り出したかと思うと、突如として世間から姿を消してしまった。その彼女が、ソプラノ歌手としてテレビ出演しているのを見て本当に驚いた。なんと、45才にして音大の声楽科に入学し、卒業後は歌手としても活動しているという。漫画家として築いた知名度の高さと財(?)による優位はあるにしても、並々ならぬ転身だ。それを可能にした秘訣を問われていわく「勉強するのが好きなんですね」。
在宅で翻訳をしていると言うと、自己管理が難しいのではないかとよく質問される。私自身はそれほど困難と感じたことがないので、何と答えてよいか分からない。池田理代子さんの言葉を聞いて「ああ、それそれ」と思った。「勉強が好き」。ちょっと照れくさくもあるが、口にしてみるとすんなり腑に落ちる。今度同じ質問をされたら「勉強するのが好きなら大丈夫です」と答えることにしよう。
K.U.(50代・女性)
在宅翻訳者。スヌーピー・ショップの看板犬が欲しい。









