いやいや、またも何か思いついてしまいました。
わたくしめが、術後一年を迎える頃、お正月に布袋様と出会って、都内七福神めぐりを始めたことをご存じの方もおられるでしょう。
あれは運命的な出逢いでしたが、30数ヶ所あるうちの11ヵ所を廻ったところで中断しております。
続きはいつになることやら。
実はこの島で八十八ヶ所巡りが出来るというのをネットで知って、これはぜひ徒歩で制覇したいと思った訳です。
昨日は薄い雲の広がった、朝は少し肌寒いくらいの絶好のお遍路日和。
まずはバスで一番霊場のあるところをめざす。
初めて乗るこの島のバス。
これは町のコミュニティバスで、色んなところに立ち寄ったり廻ったりしていくので、一気に行くより何倍も時間がかかるのだが、なんとどこまで行っても100円である。この四月に200円からなんと値下がりしたそうだ。
12人乗りだけど、乗客は最大3人だった。
一番霊場のある港のバス停で降りる。
ネットでみても、実際歩いてみないとわからないが、交通の便の悪いこの島では、東京のようにはいかない。
必ずバス停のあるところ、バスが来る時間でキリよく終わらないと、夜道を歩いて帰る事になるので、それだけが不安だった。
ちょうど9時にスタート。
出だしから間違えたくないと、家の外を掃除していた奥様に場所をたずねる。
スタート前にトイレを済ませたいと、フェリー乗り場のあるこの辺にあるはずのトイレの場所を聞くと、なんと自宅のトイレを貸してくださった。
なかなか見ず知らずの人にトイレを貸すという勇気は、私にはあるだろうか。
トライアルハウスにいるという事で、親近感的なものを持たれたのかも知れない。なぜならその方も3年前移住してこられたそうだ。
建物は古い方は大正時代に建てられたもので、増築した部分もかなりの年数が経っているお宅だが、そうは見えなかった。
さて一番は霊山寺、と言っても霊場のほとんどは、小さなお社があるだけなのだ。
去年の四国巡礼は逆打ちだった。
スタートして2日目で体調がおかしくなって、しんどくなって、夜ご飯の頃には電池が切れたようになって・・。
だましだましやっとの思いで一番の霊山寺まで頑張って、最後に大師堂でお参りを終えた時は、泣いてしまった。
タクシーで回り、いいホテルに泊まる贅沢なツアーだったが、私には本当に修行だった。病院のお世話にならず、途中でリタイアにもならず、本当にありがたかった。
あの時のことは何度思い出しても泣けてくる。その時のブログはこのブログのブックマークからご訪問ください。
実は今日からアトリエとか書斎として再開することにしました。
絵などはそちらでまとめてご覧いただけます。
さて、奥様に聞いていた二番もすぐそばにあり、お参りをすませた。
ただ写真を撮って回るんじゃない。
お線香はあげたいと思うが、お線香の火で万一お社が火事になると困るので、大丈夫そうな所だけあげさせていただく。
19番までは海岸の道沿いに100メートルとか200メートルごとに次のお社が点在していて、こんなに楽なのか・・と思いつつ歩いた。
しかし8番目くらいから、ちょっと体調がおかしくなってしまった。
そうは言っても観光ではなく、巡礼である。
気持ちをこめてお参りすると言うのは、結構疲れるのかしら。
無駄に歩きたくないので、絶対にお社を見逃してはいけない、とスマホとにらめっこしながら歩くが、19番がどうしても見つからない。
その辺の奥様に聞いてみると、その方は町のコミュの企画で、今年逆うちで回られているらしい。
まだ50番目くらいなので、その場所はよくわからないと言われる。
一緒に地図を見ていると、どうも通り過ぎたようなので引き返してみます、と、無駄な歩きにはなるが意を決して引き返す私。
すると、さっきお墓だと思って通り過ぎていたところがそうだった。
よく見たら、小さい紙に「大師堂↑」と書いたものが貼ってあるが、丸まってしまって見えていなかったのだ。
もっとわかるように貼ってよ。
それでも、大した引き返しの距離ではなかったので、ほっ。
引き返した道をまた戻ると、先ほどの奥様がおられたので場所を教えてあげたが、次の20番はイノシシが出るから行かない方が…と言われた。
イノシシは昼間でも出るそうだ。
むむ・・・一ヶ所でも飛ばしたくない私。88ヶ所廻ってこそ意味がある。
20番へ向かう道は海岸から離れて山の方へ入って行く。
途中まで頑張ったが、上り坂とイノシシ・・・やっぱり断念した。
襲われない確率の方が高いと思いつつ、万一襲われたら、と今回は君子になる。(くんし、ですよ、きみこ、じゃないですよ)
そう思って山の上の方へ向かって合掌してから山を下る。
諦める勇気は、頑張る勇気よりも勇気がいる。
悔しいが、リベンジもないだろう。
次の21番も、人に聞くとどうも山の方らしくて、結局20,21を飛ばして次に進むことにした。
もちろん、すっきりしないが、体調はすっきりしたので、きっぱりと切り替えて先に進むことにした。
お大師様はわかってくださる。
道すがらのお花や風景をどうぞ。
しかし、途中が抜けたとはいえ、予定していたより早い時間に26番まで来た。
島の半分とは言わないが、思ったよりも歩けていた。
27番が見つかりにくかったし、本当ならもう少し歩いた先で、4時過ぎのバスに乗って帰ろうと思っていたが、時刻はまだ2時である。
下手に進むと、バスの都合で次がやりにくいし、この時点で25000歩は歩いていたし、無理はしない方がいいと思い、2時半過ぎのバスで帰る事にした。
ちなみにここにきて、コンバースを買ったが、その後もう一足、防水の小登山もOKの靴も調達した。
もちろん通販ではあるが、このショップは島なのに送料無料で、しかも一日で届いたので驚いた。
出費だが、靴は大事。欲しい色の在庫がなかったせいもあるけど、
あんまり好きじゃないけど、この際しょうがない。
これで、雨の日も安心。いくらでもあるけるぞ♪
コンバースはお出かけ用にする。あは、スニーカーがお出かけ用とは。
イノシシと雉しかおらんところで、何処に出掛けるんじゃって?
帰りは、路線バスに乗ったが、途中で時間調整した分を除けば、10分ほどで250円だった。
なるべくならコミュニティバスを使いたいが、便が朝と夕方しかない(爆)
因みにこの島は、車で一時間ほどで一周できるそうだ。
帰宅したら、三時前。
この時は、めっちゃビールが飲みたいぞ!と思ったが、ビールはない。
実は四国巡礼のときは、私は飲めないふりして一切飲まなかった。
巡礼してビールってのは、自分的に違うと思ったから。
観光って意識じゃなかったから。
命が繋がった感謝の旅だと思ってたから。
私はそういう真面目ってか、こだわりがある人なんです。
まあ都合よく?体調も悪くて飲もうにも飲めなかったけどね。
でも今日は20と21が抜けてしまったのもあり、そこまでこだわる事もないと思うようにしました。
ある程度楽しんで回ろうか、という風に気持ちを切り替えました。
ああ、しかし・・・もう順番抜かしはいやだな。
そんな日は、ワインとモーツアルトと、スマホのカープ戦で暮れて行く。
無料映画で「座頭市」を途中まで見る。
やっぱ、勝新太郎のザトウイチは最高である。英語の字幕が出ていて、ウケた。
おはつにおめにかかります。はNice to meet yu
次はもっとよく場所を把握してから行こう。
スマホがあっても役に立たない時もある。
今日なんて、自分の位置情報が海の中だった事もあったし。
ドラム缶に入れられて、沈んどらんぞ~!
怖
今日の記事は何かすっきりまとまりませんでしたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
そうは言っても、夜足が筋肉痛になっとりましたで。若いですなあ。
感謝をこめて
わたくしめが、術後一年を迎える頃、お正月に布袋様と出会って、都内七福神めぐりを始めたことをご存じの方もおられるでしょう。
あれは運命的な出逢いでしたが、30数ヶ所あるうちの11ヵ所を廻ったところで中断しております。
続きはいつになることやら。
実はこの島で八十八ヶ所巡りが出来るというのをネットで知って、これはぜひ徒歩で制覇したいと思った訳です。
昨日は薄い雲の広がった、朝は少し肌寒いくらいの絶好のお遍路日和。
まずはバスで一番霊場のあるところをめざす。
初めて乗るこの島のバス。
これは町のコミュニティバスで、色んなところに立ち寄ったり廻ったりしていくので、一気に行くより何倍も時間がかかるのだが、なんとどこまで行っても100円である。この四月に200円からなんと値下がりしたそうだ。
12人乗りだけど、乗客は最大3人だった。
一番霊場のある港のバス停で降りる。
ネットでみても、実際歩いてみないとわからないが、交通の便の悪いこの島では、東京のようにはいかない。
必ずバス停のあるところ、バスが来る時間でキリよく終わらないと、夜道を歩いて帰る事になるので、それだけが不安だった。
ちょうど9時にスタート。
出だしから間違えたくないと、家の外を掃除していた奥様に場所をたずねる。
スタート前にトイレを済ませたいと、フェリー乗り場のあるこの辺にあるはずのトイレの場所を聞くと、なんと自宅のトイレを貸してくださった。
なかなか見ず知らずの人にトイレを貸すという勇気は、私にはあるだろうか。
トライアルハウスにいるという事で、親近感的なものを持たれたのかも知れない。なぜならその方も3年前移住してこられたそうだ。
建物は古い方は大正時代に建てられたもので、増築した部分もかなりの年数が経っているお宅だが、そうは見えなかった。
さて一番は霊山寺、と言っても霊場のほとんどは、小さなお社があるだけなのだ。
去年の四国巡礼は逆打ちだった。
スタートして2日目で体調がおかしくなって、しんどくなって、夜ご飯の頃には電池が切れたようになって・・。
だましだましやっとの思いで一番の霊山寺まで頑張って、最後に大師堂でお参りを終えた時は、泣いてしまった。
タクシーで回り、いいホテルに泊まる贅沢なツアーだったが、私には本当に修行だった。病院のお世話にならず、途中でリタイアにもならず、本当にありがたかった。
あの時のことは何度思い出しても泣けてくる。その時のブログはこのブログのブックマークからご訪問ください。
実は今日からアトリエとか書斎として再開することにしました。
絵などはそちらでまとめてご覧いただけます。
さて、奥様に聞いていた二番もすぐそばにあり、お参りをすませた。
ただ写真を撮って回るんじゃない。
お線香はあげたいと思うが、お線香の火で万一お社が火事になると困るので、大丈夫そうな所だけあげさせていただく。
19番までは海岸の道沿いに100メートルとか200メートルごとに次のお社が点在していて、こんなに楽なのか・・と思いつつ歩いた。
しかし8番目くらいから、ちょっと体調がおかしくなってしまった。
そうは言っても観光ではなく、巡礼である。
気持ちをこめてお参りすると言うのは、結構疲れるのかしら。
無駄に歩きたくないので、絶対にお社を見逃してはいけない、とスマホとにらめっこしながら歩くが、19番がどうしても見つからない。
その辺の奥様に聞いてみると、その方は町のコミュの企画で、今年逆うちで回られているらしい。
まだ50番目くらいなので、その場所はよくわからないと言われる。
一緒に地図を見ていると、どうも通り過ぎたようなので引き返してみます、と、無駄な歩きにはなるが意を決して引き返す私。
すると、さっきお墓だと思って通り過ぎていたところがそうだった。
よく見たら、小さい紙に「大師堂↑」と書いたものが貼ってあるが、丸まってしまって見えていなかったのだ。
もっとわかるように貼ってよ。
それでも、大した引き返しの距離ではなかったので、ほっ。
引き返した道をまた戻ると、先ほどの奥様がおられたので場所を教えてあげたが、次の20番はイノシシが出るから行かない方が…と言われた。
イノシシは昼間でも出るそうだ。
むむ・・・一ヶ所でも飛ばしたくない私。88ヶ所廻ってこそ意味がある。
20番へ向かう道は海岸から離れて山の方へ入って行く。
途中まで頑張ったが、上り坂とイノシシ・・・やっぱり断念した。
襲われない確率の方が高いと思いつつ、万一襲われたら、と今回は君子になる。(くんし、ですよ、きみこ、じゃないですよ)
そう思って山の上の方へ向かって合掌してから山を下る。
諦める勇気は、頑張る勇気よりも勇気がいる。
悔しいが、リベンジもないだろう。
次の21番も、人に聞くとどうも山の方らしくて、結局20,21を飛ばして次に進むことにした。
もちろん、すっきりしないが、体調はすっきりしたので、きっぱりと切り替えて先に進むことにした。
お大師様はわかってくださる。
道すがらのお花や風景をどうぞ。
しかし、途中が抜けたとはいえ、予定していたより早い時間に26番まで来た。
島の半分とは言わないが、思ったよりも歩けていた。
27番が見つかりにくかったし、本当ならもう少し歩いた先で、4時過ぎのバスに乗って帰ろうと思っていたが、時刻はまだ2時である。
下手に進むと、バスの都合で次がやりにくいし、この時点で25000歩は歩いていたし、無理はしない方がいいと思い、2時半過ぎのバスで帰る事にした。
ちなみにここにきて、コンバースを買ったが、その後もう一足、防水の小登山もOKの靴も調達した。
もちろん通販ではあるが、このショップは島なのに送料無料で、しかも一日で届いたので驚いた。
出費だが、靴は大事。欲しい色の在庫がなかったせいもあるけど、
あんまり好きじゃないけど、この際しょうがない。
これで、雨の日も安心。いくらでもあるけるぞ♪
コンバースはお出かけ用にする。あは、スニーカーがお出かけ用とは。
イノシシと雉しかおらんところで、何処に出掛けるんじゃって?
帰りは、路線バスに乗ったが、途中で時間調整した分を除けば、10分ほどで250円だった。
なるべくならコミュニティバスを使いたいが、便が朝と夕方しかない(爆)
因みにこの島は、車で一時間ほどで一周できるそうだ。
帰宅したら、三時前。
この時は、めっちゃビールが飲みたいぞ!と思ったが、ビールはない。
実は四国巡礼のときは、私は飲めないふりして一切飲まなかった。
巡礼してビールってのは、自分的に違うと思ったから。
観光って意識じゃなかったから。
命が繋がった感謝の旅だと思ってたから。
私はそういう真面目ってか、こだわりがある人なんです。
まあ都合よく?体調も悪くて飲もうにも飲めなかったけどね。
でも今日は20と21が抜けてしまったのもあり、そこまでこだわる事もないと思うようにしました。
ある程度楽しんで回ろうか、という風に気持ちを切り替えました。
ああ、しかし・・・もう順番抜かしはいやだな。
そんな日は、ワインとモーツアルトと、スマホのカープ戦で暮れて行く。
無料映画で「座頭市」を途中まで見る。
やっぱ、勝新太郎のザトウイチは最高である。英語の字幕が出ていて、ウケた。
おはつにおめにかかります。はNice to meet yu
次はもっとよく場所を把握してから行こう。
スマホがあっても役に立たない時もある。
今日なんて、自分の位置情報が海の中だった事もあったし。
ドラム缶に入れられて、沈んどらんぞ~!
怖
今日の記事は何かすっきりまとまりませんでしたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
そうは言っても、夜足が筋肉痛になっとりましたで。若いですなあ。
感謝をこめて