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個人雑誌グラス編集部、第二室、オリジナルのSF小説やイラスト、マンガや模型、その他、防犯の家族防衛研究をやっています。

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2017-07-08 02:23:28 | SF小説

個人雑誌グラス編集部、副編集長兼雑用、主力作家で画家の齋藤務です。

今回は、絵と画家の値打ちと言うテーマで話をします。
芸術とは、美しさの追及です。人に寄って様々な美が存在しますが、ここでは、芸術の中でも社会派の絵画に絞って話します。先ずは、社会派の絵と言えば、前の記事でも描きましたが、ピカソのゲルニカです。ヒットラー率いるナチスドイツがゲルニカ地方を急襲殺戮した事件です。当時の新聞マスコミなどは、ヒットラーが恐ろしくてゲルニカの悲劇を報道しませんでした。展覧会に無題で出品し、最後にタイトルを明かした絵が、有名なゲルニカです。その後、ピカソはヒットラーのナチスに追われる事に為ります。然し、これは皮肉な事にヒットラーも画家でした。画家が画家に残虐な殺戮を公表されると言う因果な話です。一人の画家が世界に向けてヒットラーの恐ろしさを訴えた。歴史的にも社会的に有名な事件でした。一枚の絵が、世界の注目を集めたのですから、そこから、一枚の絵画でも社会に何かを訴える力が有ると言う事が証明されたのです。その後、そう言う社会派の絵画は、広く社会の人に受け入れられました。

絵が世界を歴史を変える!?然し、その絵画の値打ちは絵では無く、正義を貫こうとする。画家の値打ちが大きく反映されています。一般的には、絵画は名の有る画家が描けば、絵画の値段も上がります。要するに、名前が売れていれば絵画の値段も、それに比例して上がると言う事に為ります。けれども、特殊な絵画、社会的に何かを訴えようとする絵画は、特別な評価をされています。絵画の中に含まれる意味、背景、そして画家の生き方や、画家の置かれた環境も考慮されます。その画家が迫害を受けているのか、命の危険な状態なのかとか、それらが画家の描く絵に現れているか、それが画家の値打ちに変わります。危険を冒してまで描く絵画の意味、しなければ為らない意義とを加算して値打ちに反映します。ここで言う値打ちとは、正義の値段です。この世界には不幸にも悪が存在します。人は悪に値打ちを与えるか?正義に値打ちを与えるかに迫られます。勿論、人は皆、悪を避けて正義を求めます。なのでその正義が値打ちになるのです。画家は、更に主義とか思想、社会的な立場(貧しいか、豊かか)など、絵とは関係が無い様な事も評価の対象と為ります。社会での悪に対する個人の正義感や信念、倫理観や道徳観、民族性や独自性など、複雑な社会環境、感情的な物まで含まれます。
そして、何を絵で表現して訴えるのか?何が絵で言いたいのか?その絵をどこで描いたのか?誰が支援したのか?どんな生活をしていたのか?まで、そんな事も絵画の値打ちには含まれています。大きな意味テーマを描き込む事、そこは小説にも共通します。画家は、ただの美しい絵では無く、人として感情豊かに、人を見詰め社会を見詰めて、一枚の絵画は描かれるのです。そして、何を絵に込めて社会に訴えているのかが問題なのです。
画家は人です。絵画を見るのも人です。人の値打ちは、その人の生き方と姿勢です。そして、それに共感する豊かな心を持つ人です。これらは芸術を取り巻く人々、一般社会、作る側も鑑賞する側も、その芸術を愛する者たちの弛まぬ努力で値打ちが大きく変わるのです。

これからも絵画が人に愛され、画家が迫害されない、そんな社会を、私は望みます。

2017年7月8日、個人雑誌グラス編集部、副編集長兼雑用、主力作家で画家の齋藤務、


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