日々の吐露を綴って。。

私が生きてここにいる現実と向き合う、日々のつぶやきのブログです。
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骨太なアイツ

2016年09月18日 08時32分55秒 | 日記

娘の小学校には、親がいない若しくは育てられない等の理由で施設で暮らす子供達も在籍していて、全学年各クラスに二人前後と少し多い。


福祉職員が普段の生活を見守っているが、哀しいかな、どうしようにもそこはお仕事、ずっと寄り添うにも限度があって、学校にいる間は担任もお母さん役も担って生活態度をしつけていかざるを得ない。


小学校への通学が最初の関所だという。


縱横の人数が格段に多くなる小学校の集団生活は、通園時代よりレベルが上がり、儘ならないこともあり、他人と比べるものが嫌がおうでも目に入ってくるしで、ストレスが大きいはずである。


入学したての頃、次女のクラスにいたCちゃんは、我を通したくて放課後よく担任に怒られていた。


時々放課後学校へ行く用事のついでにクラスを覗こうと、その階に到達するや、「だめ!赦しません!」という厳しい声と嗚咽の声が廊下に漏れていたりする。


帰りに一緒になって話しながら下校していると、向こうから歳上の小学生が自転車こいで何やら叫びながらこちらに向かってくる。


「何やってんの!遅いよ!探してたんだよ!!」・・・施設も集団生活、時間で色々決めごとがあり、上級生が面倒をみていたりするらしく、Cちゃんはちょっと悲しそうな笑みを浮かべて私たちに手を振ると、上級生の自転車を追って走っていった。


Hくんは、先生にも「〇ね!」といって中指突っ立てるし、キレると人を叩いたり蹴り飛ばしてしまうから、トラブルがおこるたび殆ど彼の名がでる。


なので、Hくんは時々所謂体力ありあまり組へ出向することになった。


それでも、先日は踏み台をぶん投げて教室のドアのガラスを割った。


たまたまその日は娘が忘れ物をして一緒に学校へ行くことになり、ガランとしたその教室に向かうと、ガラスのないドアが視界に入ってきた。


廊下には、明らかに馴染まないその踏み台が置かれたまま、教室内の机も、ドア周辺をよけるように押しやられていた。


担任に廊下でばったり会った。


まだ赴任してきたばかりで、まいっちゃいますよと目をしかめて動揺が隠せないようだったので、「まぁ男の子だもんねー!パワーあるから」と笑った。


Hくんは、芯を忘れなければ、絶対素敵な奴になる、という確信が私にはある。


以前、娘が夢中になっているある事を、周囲がやれ赤ちゃんみたいだ何だとえらくからかった日があり、娘は負けじと戦っていたが、いよいよ負けそうになったとき、Hくんが「好きなものは好きだって言っていいんだぞ!」と応戦してくれたそうだ。


娘に最後「別に味方したわけじゃねぇ」と冷たくあしらったらしいが、それらの話しを聞いて私はシビれてしまったのだ。


娘もわかってる。


保育園時代、娘は戦隊ヒーローシリーズの青いTシャツを気に入ってよく着ていたが、「なんで男の子のを着てるの?!」「変だよ」と揶揄されて、誰も「いいね」という子がいなかったことをとても不思議がっていた。


「カッコいいんだもん。いいの。青は男の色って決まってない!私はこれが好きだから」


好きなものは好き。






まだ二年生だけど。 骨太なアイツ。


根はいい子なんだよねと担任と話していると、向こうのドアがガラリと開いて、Hくんが先生と出てきて、「お、噂をすれば」と担任と小さく笑いあう。


「よ、〇〇(娘の名)」


何でおまえここに居んの?、忘れ物とりにきたんだよ、俺これから〇〇教室行くんだ、ふぅん、じゃね、バイバイ!


普通の何気ない会話に、ガラスの件が、さっき見てきた現場が、まるで嘘の出来事みたいに思えた。

 

いいな。 真っ直ぐさがまぶしいよ。

 

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