アメージング アマデウス

天才少年ウルフィは成長するにつれ、加速度的に能力を開発させて行きました。死後もなお驚異の進化は続いています。

トウーランドットと竜女伝説

2016-12-09 16:41:43 | オペラ
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」(コヴェントガーデン国立歌劇場2014)[Blu-ray]
クリエーター情報なし
OPUS ARTE

コヴェント・ガーデン王立歌劇場2014
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》(F.アルファーノ補筆版)
ジュゼッペ・アダーミおよびレナート・シモーニ 台本

トゥーランドット・・・リセ・リンドストーム(ソプラノ)
カラフ・・・マルコ・ベルティ(テノール)
リュー・・・中村恵理(ソプラノ)
ピン・・・ディオニュシオス・ソルビス(バリトン)
ポン・・・ダグラス・ジョーンズ(テノール)
パン・・・デヴィッド・バット・フィリップ(テノール)
皇帝アルトゥーム・・・アラスディア・エリオット(テノール)
ティムール・・・レイモンド・アセト(バス) 他

ヘンリク・ナナシ指揮:コヴェント・ガーデン王立管弦楽団&合唱団
合唱指揮・・・レナート・バルサドンナ

アンドレイ・セルバン(演出)
アンドリュー・シンクレア(リバイバル演出)
サリー・ジェイコブス(装置・デザイン)
F.ミッチェル・ダーナ(照明デザイン)
ケイト・フラット(コレオグラフィ)
タティアナ・ノバエス=コエロー(コレオロジスト)

2013年9月 ロイヤル・オペラ・ハウス ライヴ収録

収録時間:125分+12分(トゥーランドットへのイントロダクション、キャスト・ギャラリー)
音声:イタリア語歌唱
ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
字幕:英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・韓国語
※日本語字幕は付いていません。
画面:16:9
REGION All(Code:0)
Blu-ray・・・単層 25GB 1080i High Definition

東洋的な世界観、強烈な愛憎・・・余すことなく描き出した極上の演出をご覧あれ。
プッチーニの最後の作品となった《トゥーランドット》は普遍的なテーマ「愛、死、恐怖と力」を主題として、これを美しい旋律で彩った最高の名作です。当時流行の東洋趣味を多分に盛り込み、圧倒的権力を誇るトゥーランドットと可憐なリューの2人のヒロインの対比と、謎解きに翻弄される王子カラフ。この3人を中心に全てが渾然一体となって壮大なクライマックスを築き上げます。作曲家未完の終幕はフランコ・アルファーノ補筆版。歌手陣は、アメリカのスター・ソプラノ、リセ・リンドストローム(この舞台がコヴェント・ガーデンへのデビュー)の決然たる題名役のほか、優れたテノール歌手マルコ・ベルティの見事なカラフ、日本人、中村恵理の可憐なリューなど、最高のキャストを揃えています。
豪華絢爛なるアンドレイ・セルバンの演出は、1984年に製作されたプロダクションであり、コヴェント・ガーデンでは既におなじみのもの。今回の収録は15回目のリバイバルという、まさに驚くべき人気を誇っているものと言えましょう。(アマゾンホームページより)

 プッチーニのトゥーランドットと竜女(法華教)伝説が関連が有ると公言している私ですが、そのトゥーランドットにまた名ライブが登場したので喜んでいます。
 トウーランドットは大変スケールの大きいスペクタルなオペラで、一番上演回数が多いのはアレーナ・ヴェローナの野外歌劇場で、次がこのコヴェント・ガーデンだそうですが、アレーナ・ヴェローナに対してこちらのコヴェント・ガーデン盤はスペクタクルという意味で不利は否めません。その不利をアイデアで補って余り有る公演です。
 東洋的な世界観、強烈な愛憎・・・余すことなく描き尽くした極上の演出をご覧あれ。宣伝とは言え、大上段に振りかぶって呉れましたね。でも、それほど大げさだとは私は思いません。東洋的な世界観、かぐや姫等にも見られる東アジアの悲恋の典型や絢爛たる明文化の具現。強烈な愛憎、トゥーランドットの皇子に掛ける三つの謎と残虐な処刑は祖先ローリン姫の為の復讐です。又、トウーランドットの心を溶かし愛に目覚めさせるのが献身的な愛を捧げるリュウでした。

 第Ⅰ幕の冒頭、舞台奥からピン、ポン、パンと六人の剣士(三の倍数)が現れて物語に誘います。官吏の口上と首切り役人プ・テイン・パオを呼ぶ観衆の合唱の後、静かにリュウが放浪の老王ティムールを導いて現れます。おや、日本人のようですね、キャストを白減ると中村恵理と有りました。彗星の如く現れた、と私には思われました。このリュウ中々いけるじゃ無いか、少し嬉しかったのは史実です。
 この少し後に皆さんもご存じの合唱が出て来ます。
 きれいな茉莉花、きれいな茉莉花、庭中に咲いたどの花も その香りにはかなわない一つとって飾りたいけれど 怒られてしまうかしらきれいな茉莉花、きれいな茉莉花雪よりも白く咲いた茉莉花一つとって飾りたいけれど 笑われてしまうかしらきれいな茉莉花、きれいな茉莉花庭中に咲いたどの花も その美しさにはかなわない一つとって飾りたいけれど 来年芽が出なくなってしまったらどうしましょう

 このメロディー、皆さんも聞き覚えがありますよね。プッチーニは民謡を取り入れるのがとても上手くて好きなんです。本来少年僧侶の合唱ですが、ここでは剣士達で歌われています。このほかにも、第Ⅱ幕で清国国家が使われいるそうです。

 余談はこの位にして。このライブはトウーランドットのスタンダードに成り得る名演です。何よりも音質と画質が大変優れています。どぎついまでの色彩を嫌味なく再現しています。私は、このライブを大変気に入りました。
2016年12月10日   Gorou
『ライブ』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 炎の男、火麻呂 能登国風土... | トップ | 炎の男、火麻呂 能登国風土... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

オペラ」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL