とんぼ歳時記

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【 奈良 ・ 刀根柿 】

2016-10-17 14:11:02 | 日記
【 柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺 】=子規=

俳人の正岡子規が明治28年秋、法隆寺の茶店で詠んだというあまりにも有名な句です。法隆寺の境内には句碑が建立されていて、修学旅行の生徒たちは、イヤでもこの句を読ませられるそうです。

柿の実は、葉が落ち尽くした頃に樹の上で朱色に熟し、晩秋の里山に彩りをそえてくれます。昔は全て渋柿で、酒樽に入れて渋を抜いたり、串柿、コロ柿、吊るし柿に加工して食べていたようです。今日は、雨でいつもの八百屋さんはお休みのため、スーパーの食品売り場をのぞいてみました。早生の柿が並んでいたので購ってまいりました。

奈良県産の早生柿[刀根柿]です。この柿は種なしで渋柿。炭酸ガスを使って柿渋を抜いた後に出荷されます。このように渋抜き処理した柿を[合わせ柿]または[さわし柿]というそうです。果実の大きさは手のひらサイズ。偏平で角ばっていて、皮のいろは橙色で光沢があります。甘味は強く、果汁も豊富。果肉は硬くもなく、柔らかすぎず程よい食感を得られます。

故事ことわざに[柿が赤くなれば、医者は青くなる]が伝わっています。柿が赤く熟れる時期は、気候も良く病気になる人が少なく、医者は収入が少なくなり困りはてる ― とか、柿は栄養価が高く、健康食品としても優れていること の例えのようです。実際、柿には体内の塩分を排泄するカリウムが豊富で、高血圧予防に効果があるそうです。さらに柿にはビタミンAとCが豊富で、ペクチン、βカロテンを多く含んでいます。

ちなみに、ビタミンCの含有量は、柿1個で一日の必要量をほぼまかなえるほど。更に柿に含まれているタンニンが、アルコール分を排出することから、二日酔い防止にも効果があるなど、左党には必須のまさに医者要らずの果物なのです。

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富士子
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