試試看

　―蓋して「蒸し炒め」
　野菜料理を作ると、中華は炒め、日本は茹でるというイメージがありますが、しかし、炒めたり、茹でたりすると、湯に溶けてしまう水溶性ビタミンなどの栄養分が減ってしまいます。もし、野菜を蒸すと、栄養分がとどまりやすい、甘味増すと言われています。
　でも蒸して食べるのはちょっと時間的も、手もかかる、無理と思われるかもしれません。ここで、「蒸し炒め」を考えれば、蒸すより手軽く味も香りもよく、しかも、冷めてから食べても美味しいと思います。
　お忙しい中で、野菜をたくさん食べたいなら、「蒸し炒め」をマスターすれば、それだけで野菜を摂る量が自然と跳ね上がると思います。
　野菜と言えば、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、ブロッコリ、などたくさんあります。
　ぴったりの蓋ができる鍋が「蒸し炒め」に向きます。
　例えば、カリフラワ、ニンジン、ブロッコリの場合は、切った野菜を均等に鍋に並べて、ごく少量の水と油を垂らします。蓋をして２分加熱したら、火をとめます。軽く炒めて、塩を少し振って器に盛ります。
　「蒸し炒め」のポイントは、葉野菜（ホウレン草、菜の花）などを加熱するのは、1、2分、根菜（大根、芋）などの場合は3分です。まだ硬いかもと思っても、火をとめて、余熱を加えればいいです。