09年/日本/105分/ミステリー・コメディ/劇場公開
監督:堀部圭亮
原作:木下半太『悪夢のエレベーター』
脚本:堀部圭亮
特殊メイク:西村喜廣
残酷効果:西村喜廣
特殊造形:西村喜廣
出演:内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤工、本上まなみ、長澤つぐみ
<ストーリー>
エレベーターに閉じ込められたワケあり気な男女4人。助けを呼ぶ手段のない非常事態の中、4人はなぜか互いの秘密を暴露し合い…。
<感想>
数少ない登場人物の中でも、管理人のおっさんが一番インパクト残しています。
正直、キモい。
エレベーター内に閉じ込められた男女4人。
訳有りの既婚男性、大阪弁を喋る空き巣男、自殺願望を持つゴスロリ少女、全身緑色ジャージのエスパー男。
ワンシチュエーション映画かと思いきや正味40分弱で密室劇は終了。
下手したらグダグダに成りかねない、4人の正体なるものが後半展開していくんですが、これがかなり一癖あって見応えあります。
そういう経緯で密室劇に発展したんやね、と。
三郎とカオルと静夫の表の顔が明らかになるんですが、前半の裏の顔とはかなりギャップがあって笑わせてくれます。
3千円で購入した秘密のスプーン。
オカマの1人がグニャグニャに曲げちゃうシーンは噴き出しちゃいました。
エレベーター内の監視カメラと、管理人の部屋にあるTVモニターの引っ掛け具合も一つのオチとしては絶妙。
最大のオチはゴスロリ少女、カオルの存在。
彼女が慕う姉、斎藤工演じる男の妊娠中の妻、彼の不倫行為なるものが見事に繋がりを持たせていて、予想外の結末へと導いてくれています。
完全犯罪こそがカオルの願いであり、思惑通り。
もし、カオルが雇われなかったらどうしたんだろう、そんな疑問点も浮かびますが。
でも私はかなり面白い映画になっていると感じました。
前半の単なる密室劇が、後半では復讐劇になるとはね。
無駄のない細かい所までのネタバラシ進行が後に来て実に痛快で、久々に捻りの効いたミステリーを楽しませて貰ったという思いで一杯です。
オフィシャル・サイト
評価:★★★★
11/07/17DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村
レンタル開始日:2010-03-19
メーカー:日活
監督:堀部圭亮
原作:木下半太『悪夢のエレベーター』
脚本:堀部圭亮
特殊メイク:西村喜廣
残酷効果:西村喜廣
特殊造形:西村喜廣
出演:内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤工、本上まなみ、長澤つぐみ
<ストーリー>
エレベーターに閉じ込められたワケあり気な男女4人。助けを呼ぶ手段のない非常事態の中、4人はなぜか互いの秘密を暴露し合い…。
<感想>
数少ない登場人物の中でも、管理人のおっさんが一番インパクト残しています。
正直、キモい。
エレベーター内に閉じ込められた男女4人。
訳有りの既婚男性、大阪弁を喋る空き巣男、自殺願望を持つゴスロリ少女、全身緑色ジャージのエスパー男。
ワンシチュエーション映画かと思いきや正味40分弱で密室劇は終了。
下手したらグダグダに成りかねない、4人の正体なるものが後半展開していくんですが、これがかなり一癖あって見応えあります。
そういう経緯で密室劇に発展したんやね、と。
三郎とカオルと静夫の表の顔が明らかになるんですが、前半の裏の顔とはかなりギャップがあって笑わせてくれます。
3千円で購入した秘密のスプーン。
オカマの1人がグニャグニャに曲げちゃうシーンは噴き出しちゃいました。
エレベーター内の監視カメラと、管理人の部屋にあるTVモニターの引っ掛け具合も一つのオチとしては絶妙。
最大のオチはゴスロリ少女、カオルの存在。
彼女が慕う姉、斎藤工演じる男の妊娠中の妻、彼の不倫行為なるものが見事に繋がりを持たせていて、予想外の結末へと導いてくれています。
完全犯罪こそがカオルの願いであり、思惑通り。
もし、カオルが雇われなかったらどうしたんだろう、そんな疑問点も浮かびますが。
でも私はかなり面白い映画になっていると感じました。
前半の単なる密室劇が、後半では復讐劇になるとはね。
無駄のない細かい所までのネタバラシ進行が後に来て実に痛快で、久々に捻りの効いたミステリーを楽しませて貰ったという思いで一杯です。
オフィシャル・サイト
評価:★★★★
11/07/17DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村
レンタル開始日:2010-03-19
メーカー:日活
コメディ、ホラー、サスペンスなんかも盛り込んで、なかなか面白かったと思います
どんでん返しが何度かあっての最後のどんでん返しは流石に見抜けなかったです
佐津川愛美ちゃんに脱帽です
私は実質的には佐津川愛美ちゃん見たさで行っ
たようなものなんですが(笑)
あの管理人のキモさに脱帽です^^;
ジュルジュル言ってるし。
私もこれは面白かったです。
こういう話の展開になるとは思ってもいなかったので、ラストのどんでん返しにはやられた感がありましたね。
出演者がかなり豪華です。
著名な俳優を起用していながらも、見抜けなかった部分が幾つもあり、かなり面白かったです。
佐津川愛美ちゃんは初めてお目にかかったような気がするのですが、良い演技しますね~。
元々、密室劇が好きで、「12人の優しい日本人」、「キサラギ」、「大洗にも星は降るなり」などが好きなんですよ。なので、この映画も、中々見応えがありました。
「キサラギ」のように二転三転するストーリー展開に引き込まれましたし、映画を観終わって、だから、あのとき・・・って思えるような伏線の張り方も、絶妙でしたね。一度目の、大ドンデン返しで、意表を突かれ、また予想外の最後の大ドンデン返しで、「そう来たか!」って感じで、意表を突かれてしまいました。一本の映画で、こんなに大ドンデン返しのある映画って、そんなにあるかなあ~?って考えてみると、パッと思い浮かんだのが、邦画の「シャッフル」ですね。あの映画も、これでもか!って位に、大ドンデン返しの連続で、とても見応えがありました。それ以外だと、邦画の「神様ヘルプ!」のラストの大ドンデン返しも、予想外でした。
「キサラギ」も、最後の最後の宍戸錠さんの登場も、予想外のサプライズでした。
これと『キサラギ』は面白いです。
私も展開がくるくると変わる映画は好きですし、予想だにもしないオチが待っている映画も大好きです。
ただ余りにもくどくどんでん返しを繰り返しされる作品はそんなに好きではないんですよ。
洋画では『ワイルドシングス』が真っ先に思いつくのですが、あそこまで何度もどんでん返しされるとイラっときちゃいます^^;
やっぱりシンプルにドンッと突き落とすかのようなどんでん返し映画の方が好きかもです。
そうですねぇ『ゲーム』とか『ソウ』とかが当てはまりますかねぇ。
「おっと!そういう事か!!」と思わされるのは一度だけで良いかなぁとは思っています。
ま、私の意見ですけども。