2013年
日本
104分
青春/ドラマ
劇場公開(2014/06/14)
監督:
松居大悟
『アフロ田中』
原作:
押見修造『スイートプールサイド』
脚本:
松居大悟
主題歌:
モーモールルギャバン『LoVe SHouT!』
出演:
須賀健太:太田年彦
刈谷友衣子:後藤綾子
落合モトキ:二宮先輩
荒井萌:坂下麻衣
太賀:三村崇
井之脇海:中山先輩
谷村美月:北友里子
木下隆行:高倉先生
利重剛:後藤重雄
松田翔太:太田光彦
<ストーリー>
毛が生えないことに悩む高校1年生・太田年彦は、同じ水泳部の毛深い女子・後藤綾子を羨ましく思っていた。そんなある日の放課後、太田は綾子からとんでもないお願いをされてしまう。
わたしの毛を…剃ってくれない?
-感想-
日本
104分
青春/ドラマ
劇場公開(2014/06/14)
監督:
松居大悟
『アフロ田中』
原作:
押見修造『スイートプールサイド』
脚本:
松居大悟
主題歌:
モーモールルギャバン『LoVe SHouT!』
出演:
須賀健太:太田年彦
刈谷友衣子:後藤綾子
落合モトキ:二宮先輩
荒井萌:坂下麻衣
太賀:三村崇
井之脇海:中山先輩
谷村美月:北友里子
木下隆行:高倉先生
利重剛:後藤重雄
松田翔太:太田光彦
<ストーリー>
毛が生えないことに悩む高校1年生・太田年彦は、同じ水泳部の毛深い女子・後藤綾子を羨ましく思っていた。そんなある日の放課後、太田は綾子からとんでもないお願いをされてしまう。
わたしの毛を…剃ってくれない?
-感想-
スマン。
正直に書くとエロい気持ちで借りてしまった。
期待を裏切らないエロさだった(笑)
そうなんだよ。
私も水泳部だったから良く分かるのだが、部活中の女子の水着にはエロさは感じないんだよな。
でも、全然関係無い所でいきなり水着姿になってくれると無茶苦茶エロチズムを抱いちゃうんだよ。
(実経験有り。詳しくは書かない。私だけの思い出。)
本作で言うと、河川敷の橋の下での後藤綾子のブルーの水着姿。
これはヤバイ。
私ならエロ感情が抑えられなくなって押し倒してしまうかもしれない。(いや押し倒している、きっと)。
しかもその姿で「私の毛を剃って」だよ?
欲情爆発もんだろ、え!?
太田クンが気持ちをひたすら違う方向に向けて、一心不乱に彼女の悌毛を手伝う。
ここでの太田クンの妄想と戦いながらの悌毛姿がやたらと笑える。
良く我慢して最後までやり遂げたなぁと感心していたら、家に帰ると「綾子!綾子ぉ!」と変態行為炸裂。
まさか、剃った毛を持ち帰るとはww
流石に私はそこまではやらないよ(←嘘付け)。
仮に持ち帰ったとしても、食べないよww
でも、あんな可愛い子の毛だもんな、同じ男として太田クンの突如芽生えた恋心には理解し得る。
直接肌を触った感触を思い出し、物思いに耽るのも分かる。
けど、食べちゃダメだw
変態の度が過ぎている。
毛をコレクションしちゃう所は許そう。
何故なら私もやりそうだからだ(爆)。
とまぁ何かエロと変態の映画みたいだが、実際には結構切ない青春もの。
好きなのに、彼女は振り向いてくれない。
毛は剃らしてくれるのに。
しかも突然、「もう太田クンには頼まない」と距離を置かれてしまう。
何故なら彼女には別に好きな男が居たから。
そしてそれとは別に太田クンを好きな女子が二人仲良く悌毛している所を見つけ、その姿の写メを撮られて脅されていたからだ。
あれだけ親密にしていた好きな女の子から急に素っ気無い態度を取られたら、男なら気がおかしくなるのも当然(これ私も経験あるからすっげぇ分かる)。
すんなりと引き下がるか、それともしつこく彼女を再び自分の元に呼び寄せる為にアタックし続けるか。
太田クンが取った行動は後者。
ただしつこくアタックするだけでも十分ストーカー紛いなのに、太田クンが抱く想いは高速にエスカレートしていき、遂には劇薬を使ったテロ行為に及ぼうとする。
同時に、彼女を捕まえ「アソコの毛も剃らせろ!」と悌毛テロにまで発展。
ここでの太田クンもとい須賀健太の暴走っぷりを体全体で表現させた迫真の演技が素晴らしい。
俳優としても演技派としても立派に成長したな、と褒めたくなる様な熱演だった。
怒りで熱した頭は水でも被って冷やせとは良く言うけれど、2人はもみくちゃになった挙句にプールの水に落下。
太田クンはハッと我に返るのだった。
この後にずぶ濡れになった2人は朝日が昇る中、トボトボと歩を進めるのだが、途中太田クンがさり気に綾子の手を握ろうとするも拒否。
切ねぇ~~~。
何気ないシーンの様に見えるかもしれないが、太田クンにとってはここまでしても彼女には自分の想いが届かなかった訳で、男・太田、無念!と思わされる意味でもこのシーンは切なさを抱かせる絶妙な演出になっていたんじゃなかろうか。
結局の所、この一件以来、2人の距離はまた縮まったのか、そうでないのか。
「じゃあ私が、剃ってあげる」
綾子のラストの言葉にその答えは隠されているんじゃないかな。
エロ目的で借りた作品だったけれども、悌毛というフェチ要素を含めつつ、高校生男子の淡い恋心に失恋という挫折も交え、努力も時には無駄にはならないという希望の光も薄らと感じさせてくれて、いやいや、これはかなり役者の演技と展開のユニークさに優秀さを抱かせる青春作品になっていましたね。
こういう風変わりな設定の作品は好きだなぁ。
観客を展開に引き込ませる上では脚本の良し悪しも重要になってくるけれど、今作の脚本は見事にそれをクリアしているし、何より須賀健太の演技が最高だった事で作品がビシッと引き締まり、質の高さを更に上乗せしていて、とても楽しませて貰いましたよ。
今作の彼女なら私も悌毛したい図鑑
ヒロイン後藤綾子役の刈谷友衣子チャン。
以前鑑賞した『中学生円山』で既に図鑑入り。
腋の毛を剃られる時の表情が超エロい。
そりゃ太田クンも股間が膨らむわ!てなドキドキな顔を見せてくれます。
こんな可愛い子の毛なら持ち帰りたくもなるわな(笑)。
評価:★★★★
14/11/17DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-11-05
メーカー:松竹
オフィシャル・サイト
男子目線じゃないんですけど(笑)、こういう作品にはなりきりの要素がすごい重要だと思うから。
コメントありがとうございます。
題材からしてフェチ要素の強い危ない作品みたいに感じられますが、役者が見事に演技に入り込んでいて、それ故に面白く観られました。
ストーリーも思ってた以上に良かったです。
くっついて欲しかったなあ。。。
僕もよ~振られたのでこの興奮気味の
彼の気持ちイタイ程分かる(悲)
また刈谷チャンがカワイイから余計に
感情移入しちゃうんですわ。
ヒロ之さんもそうなんじゃないです?
今回、レビューむっちゃ長い気がします(笑)
コメントありがとうございます!!
確かに最後はすんなりと二人にはくっついて欲しいという気持ちは私にもありましたね。
それでも映画としてはああいう曖昧な形で終わらせた方が、もどかしさがあって良かったのかもしれません。
なんか私とタケヤさんって共通する部分が多いですよね。
もうほんと、同じく私も彼の気持ちが物凄く分かるのですよ。
太田クンと似たような経験があるから、妙に感情移入しながら観ちゃいましたよ。
だからからな?
こんなに長文レヴューになっちゃったのは(笑)
書いている時は気づかなかったですけど、タケヤさんに言われて改めて見直したらめっちゃ長い文章書いていますね。
しかもどうでもいいことも^^;
持って帰るのは理解出来るけど、流石に食べるのはどうかと・・・笑
今年も宜しくお願いします^^