銀幕大帝α

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少女は悪魔を待ちわびて

2017年06月28日 20時25分08秒 | 亜細亜サスペンス
MISSING YOU
2016年
韓国
108分
サスペンス/犯罪
R-15
劇場公開(2017/01/16)



監督:
モ・ホンジン
脚本:
モ・ホンジン
出演:
シム・ウンギョンナム・ヒジュ
ユン・ジェムンデヨン
キム・ソンオキム・ギボム



<ストーリー>
15年前、ある男に父親を殺されたヒジュ。男は連続殺人犯だったが、証拠不十分として1件のみの殺人容疑で15年間服役していた。遂に迎えた出所日、ヒジュは復讐を開始しようとするが…。

-感想-

刺す殺人鬼。
斬る殺人鬼。
二人も出てきたぞいっ!
刺す殺人鬼は復讐の対象者てのは分かるけれど、斬る殺人鬼て本筋に関係あんの?
あるんですなあ。
密告したのがこの斬る殺人鬼。
理由は簡単。
女を奪われ、殺されたから。

この1件のみの罪状で15年服役して出所した刺す殺人鬼。
こいつを再び斬る殺人鬼が狙い、同時に警官の父親を殺された娘が綿密に計画を練って復讐の機会を伺う。

かなーり緊張感漂わす猟奇的な展開。
これには目が離せない。

少女はトラップを仕掛け、邪魔者の斬る殺人鬼を簡単に葬り去る。
その死体を刺す殺人鬼の寝床に置き、動揺させ、混乱をも引き起こす。

俺の命を狙っているのはこの男以外にも他にいる・・・誰だ??

重傷を偽装して救急車に患者として乗り込み、逃走を図るシーン。
刑事に偽装して警察署内部に入り、自分を付け狙っている人物を調べ上げるシーン。
刺す殺人鬼の「このままやられてたまるか」の異常な行動力が怖いです。

復讐者に対する決戦を間近に控え、少女がスケッチブックに描き残した1枚の絵。

これは一体何を意味するのか。
それはラストシーンにて明かされる訳ですが、この絵は「お前の悪行もこの場所で潰える!」という事を示唆していたんでしょうね。

いやはやもう言葉をも失う、重苦しく壮絶な復讐方法にお口あんぐり、同時に心にグサッと刺さる少女が残した台詞に説得力が有り過ぎて、今まで色んな復讐映画を観てきたけれど、ここまで悲しく切ない光景を目にするのは、記憶の中に今のところ無いなあ。

彼女的には長く考え抜いた末の善良な市民として相手を追い込む苦肉な復讐策だったのかもしれないが、正直、死んじゃ駄目だろ!て彼女が選んだ道には賛同出来ない自分が居た。
けど、こうまでしないと奴を「死刑」へと持って行く事は可能ではなかったかもと思うと、身を犠牲にした作戦は最善の方法だったのかもしれないねと納得するしかないのか。
無能な韓国警察にもう一度任せっきりだと、また同じ様な判決が下るだろうし(それ以前に逮捕出来るのかも怪しい)、大切な人の「死」が報われる為にも、彼女の「死」が効果的だったのは確か。

一般人がこれ程までに頭働かせているのに、警察のいい加減な仕事っぷりには心底腹立たしい。
初めから最後まで鑑賞者の気持ちを鋭く抉り、全ての事件は解決したのに、全く心が晴れやかにならない(させない)辺りに、韓国が作る犯罪サスペンス映画の狂気を又強く感じてしまった。
神経を逆撫でさせるからこその面白さと言っちゃ変かもだが、韓国の犯罪ものはこうでなくっちゃ!という期待には十分過ぎる位に答えてくれるのだから、やっぱこの手のジャンルに注目しちゃうのは止められない、止まらない。

評価:★★★☆
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