銀幕大帝α

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トレインスポッティング

2009年05月21日 21時19分22秒 | 洋画ドラマ
TRAINSPOTTING/96年/英/93分/劇場公開
監督:ダニー・ボイル
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル、ケリー・マクドナルド

<ストーリー>
ヘロイン中毒のレントンはドラッグ断ちを決意。必死の麻薬治療を受けた彼は、ひと旗揚げようとロンドンへ向かう・・・。
<感想>
今じゃ飛ぶ鳥をも落とす勢いのあるダニー・ボイル監督の劇場用作品2作目。

ドラッグをテーマにした映画って古くは『ラスベガスをやっつけろ』とか最近では『裸のランチ』ってのを観たけれど、正直映画自体がトリップしていて意味分かんないし面白くなかった。

本作もそのドラッグをテーマに描いた青春ものなんだけれど、ここは流石ダニー・ボイルであって、スピーディに作り上げている。

ドラッグ中毒になったレントンが色んな幻覚を見たりする時の映像がかなりパンキッシュで笑っちゃう。
天井を赤ちゃんがハイハイする場面はかなりコミカルだ。
汚い便器にレントンが入り込んでいく超有名な場面や、ドラッグやり過ぎでぶっ倒れたレントンが絨毯に潜り込む場面もスタイリッシュで面白い。

只、案の定、ドラッグ映画らしく意味不明な場面も多々あったが、映像・音楽・人物の使い方が巧く、グイグイ引き込まれたのは確か。

麻薬に溺れ、後に断ち就職するも、また麻薬に溺れる。
終始麻薬が絡んだ作品だが、主人公が仲間の友情や裏切りを経て人生を変えようとする波乱な生きざまを、イギリスらしいポップな感覚で巧く料理していたので、これまで観てきたドラッグ映画とは違い、とても観易かったのが良かったです。

直ぐにキレるベグビーことロバート・カーライルが裏切りを知って部屋を破壊しまくるラストはとっても痛快だったな~。
こういう悪友にはこれ位の罰を与えないといかんですよ(笑)。

評価:★★★
09/05/21DVD鑑賞
ダニー・ボイル 青春・犯罪ドラマ ユアン・マクレガー ユエン・ブレムナー ロバート・カーライル DVD旧作
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関連作:
『T2 トレインスポッティング(2017)』

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