ハンサム★スーツ

０８年／日本／１１５分／劇場公開
監督：英勉
出演：谷原章介、塚地武雅、北川景子、佐田真由美、池内博之、大島美幸

＜ストーリー＞
着ればハンサムになるスーツを得た男が人気モデルに。
＜感想＞
「スーツの青山」とタイアップしてるんやね(笑)。
実在する店を出したり、有名人をチョイで出したり、声だけの出演をさせたり、そういう細かい笑いはツボに入りますね。

漫才師・塚地は、今は僕の中では俳優・塚地として確立している。
元々漫才でも変なキャラ演じては笑いを誘っていたが、映画に進出してからもその独特な芸風で色んな役をこなし、好印象を与えてくれた。
本作でもブサイク芸人という特殊な？持ち味を活かし、主役と言う座を無難にこなしてくれてました。

多くの笑いの中にも容姿というコンプレックスを抱える人間の内面にも迫っており、コメディ・ドラマとしては良く出来た作品だと思います。

只、本江さんに関する裏的な部分は直ぐに見破られるし、それを長々と引っ張るのもどうかと思うし、美女がブスになるという設定は容姿を気にする女性が観ればかなり反感を買う部分じゃないかな？

外側ではなく内側を見て欲しいという、寛子さんの想いは凄く伝わったけれど、少し違う形でその気持ちを映像に表して欲しかった。

「ブス」「ブサイク」という言葉が頻繁に出てくるので、観ていてあまり良い気分にはなれなかったなぁ。
それに笑える人って、正直どうなの？って人間性疑っちゃうもん。

エンドロール後にちょっとしたお遊び的な場面があります。
塚地より更に上を行くブサイク芸人。
ガハハッと笑って終わるか、フッと苦笑いして終わるか。
まぁここは大笑いしてもいいんじゃない？出てくる男が、それをネタにしている男だし。

オフィシャル・サイト

評価：★★★☆
０９／０４／１０ＤＶＤ鑑賞
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