まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「FRBのバーナンキ議長によれば、アメリカのゼロ金利政策は2014年終盤まで低金利が続く見通しとのことですが、日本の金利が上昇するのはいつと思う?」では・・・
1位:2016年以降 63%
2位:2015年中 13%
3位:2013年中 10%
〃:永遠に上昇しない 10%
5位:2014年中 3%
ということになりました。1位は何と「2016年以降」ということですね。ほぉ。金利上昇は4年以上先、という見通しだというわけですね。なかなか悲観的であります。
さらに驚きは、このかなり悲観的な選択肢に6割を超える投票があったということです。ほとんどの方が基本的には短期的な金利上昇を全く想定していない、ということですね。ナルホド。
確かに10年以上、超・低金利の状態が続いているわけですから、金利上昇など全く当てにできない、という感覚はよく理解できます。
ただ、ふと思うのは、みんなが一つの見方に偏っている場合と言うのは、バブルと一緒で、逆に揺れた場合の反動が極めて大きくなります。仮に金利が上昇したりすると、経済的に大きな混乱が生じるかもしれませんね。ローンや借金を抱えていない限り、影響は限定的かもしれませんが。
いずれにせよ前回のコラムにも記載したとおり、アメリカの金利は2015年以降上昇する可能性があるわけですが、日本ではそれ以降も低金利が続いていく、という見方をみなさんされていることになります。だとするといよいよ、その頃には「金利差」による、ドル高円安局面が起こるかもしれませんね。
逆に言えば、あと3年は円高基調が続く可能性があるわけで、日本の製造業も、投資家も、まだまだ苦難の道が続くということになりますね。
ちなみに筆者はといえば、来年の2013年くらいには金利が少しずつ上昇してくるのではないかと期待しています。アメリカ経済が予想以上に順調に回復し、それにつられて世界の金利が徐々に「正常値」に戻る=金利が上昇する、という考え方であります。
ま、あくまで期待も込めた予想でありますが。
ちなみに今年、金利が上昇すると答えた人は、見事にゼロですね(笑)。象徴的であります。
では前回の読者アンケートについて、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。
〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=783
〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=595
さて今回は、為替介入について。
−−− Ginkou −−−
7年ぶり覆面介入、4日連続で計1兆195億円
http://www.asahi.com/business/update/0207/TKY201202070208.html
政府・日本銀行が昨年10〜12月期に行った円売りドル買いの為替介入について、財務省は7日、詳細を発表した。10月31日には、1日としては過去最大の8兆722億円を投入。介入したかどうかをあえて公表しない「覆面介入」を11月1〜4日の4日連続で計1兆195億円行っていたことも明らかになった。
政府・日銀が覆面介入を実施するのは、2004年3月以来、7年半ぶり。政府関係者は7日朝、介入の効果をより高めるため、意図的に覆面介入を行っていたと記者団に明かした。覆面介入は、当局がいつ介入してくるか分からないとの疑心暗鬼を市場に広げ、円高の急進を防ぐ効果が期待できるためだ。
また、実施については公表されていた10月31日の介入も、8兆円を超える金額が投入されていたことが明らかになった。昨年8月4日に行った4兆5129億円の円売りドル買い介入を抜き、1日の介入額として過去最大。従来は、10月下旬から11月下旬までの1カ月間に計9兆916億円が投入されたことが公表されていただけで、日ごとの介入額や覆面介入の有無はわかっていなかった。
〔 出典:朝日新聞 〕
−−− Ginkou −−−
空前の円高が続いております。以前は円高というより、ドル安、つまり米ドルが全ての通貨に対してズルズル安くなっていく、という状態でしたが、最近は債務問題に揺れるユーロも大きく下がり、結局、円だけが「取り残され」、円高になっている感があります。
昨年は数十年ぶりに日本の貿易収支が赤字になりましたが、全体の経常収支は引き続き黒字を維持しておりまして、黒字が続く限りは、いくら国の借金が増えようとも、円高圧力は続くのでしょうね。
ちなみにその経常収支について、筆者は楽観的=つまり黒字が相当維持される、という見通しを持っていますが、専門家の多くは悲観的なようですね。5年〜10年以内に経常収支も赤字に転落してしまう、と予想している人が多いように感じます。
仮にそうなるとすれば、いよいよ、みんなが待ちに待った本格的な「円安」が到来することになるわけですが、生活実感からすると、円安の方がデメリットが多くなるような気がします。物価が高くなり、生活が相対的に苦しくなるわけですからね。そうなった時に「こんなはずじゃなかった」なんてことにならないことを祈りたいと思います。
やはり常識的に考えれば、自国の通貨の価値が高い方がいいか、低い方がいいかと言われれば、「高い方がいい」と思うのが自然なのではないですかね?給料の話なら高い方がいいと答えるのに、自国通貨は安い方がいいというのはチグハグであります。そろそろ、我々日本人も円高アレルギーを戒めて、この高い円で「他の人に働いてもらう」という発想の転換が必要なのではないですかね。
筆者も機会があれば、この円高を利用して海外で働きたいものです・・・豪遊もできるかもしれませんし(笑)。
とは言いながら、経済界を中心に、引き続き円高に対する危機意識は強く、政府は円高に対する最後の切り札である「為替介入」を実施しております。為替介入とは、政府と日銀が、市場でハンパない「円売り・ドル買い」を行って、円の価値を人為的に下げる=つまり円安に誘導する、というものですね。
何事も、大量に売れば値段が下がるのは世の常であります。
さてその為替介入の直近の回は昨年の10月ということになっておりましたが、上記記事によれば、大きく介入した10月31日に続き、11月1日〜4日まで4日連続で、介入したかどうかを公表しない「覆面介入」を実施していた、ということであります。
確かに、その後の為替相場は結構、不自然な動きをしていましたからね。筆者も「介入し続けているんだろうなー」とは感じておりましたが、やはりその通りだったようですね。
その後の為替相場の動きを朝日新聞のサイトから引用するとこういうことになります。
こうしてみると、確かに11月以降、約3ヶ月間、更なる円高を阻止した効果はあると思います。その後も為替相場が大きく円安に振れたことがありましたので、「覆面介入」はまだ続いているのかもしれません。
しかし一方で、為替介入により円高傾向が円安傾向に変わるわけでもなく、その効果が、ただ単に「円高の進行を数ヶ月遅らせた」ということであれば、「そもそも意味があるんだっけ?」という本質的な問いにぶつかります。
さらに為替介入で円を売るということは、同じ量だけ「ドルを買う」ということになりますが、その後、結局、円高ドル安になるのであれば、このとき買ったドルが含み損を抱えることになります。10月下旬から11月下旬までの介入額は計9兆916億円ということですが、仮に1円円高になれば大雑把に言って、1,182億円ずつ損をすることになります。それは結局、最終的には国民が負担することになります。
もちろん将来、円安になれば為替差益が出てくるわけですから、一概に損とは言えないかもしれませんが。
そんな訳で賛否両論ある政府による為替介入ですが、ジリジリ円高が進むにつれ、新たな為替介入の機運が高まりつつあります。
仮に投資家として、抜け目なく投資のチャンスに生かそうとするなら主にこういう方法が考えられます。
・ドル買い派:1ドル=76円くらいでドルを購入し、為替介入で78円くらいになったら売却する。
・円買い派 :為替介入で1ドル=78円くらいになったら円買い(ドル売り)をし、76円くらいになったら売却する。
筆者は何度か書いているように後者でありますが、最近目にした、「成功投資家」は前者で財をなした、ということでありました。みなさんはいかがでしょう?
もちろん、政府が国のために円高を阻止しようとしているのに、それを金儲けに利用するのはけしからん!というご意見もあろうかと思います。よく理解できます。
ただ筆者は上記の通り、「円高上等!」派でありますので・・・罪の意識が比較的軽いのはご容赦いただければと思います。
ということで、今回の読者アンケートは「円高がジリジリ進む中で、政府による為替介入の機運が高まっておりますが、あなたにとって為替介入は投資のチャンス?」でいきましょう。3月8日まで。
■円高がジリジリ進む中で、政府による為替介入の機運が高まっておりますが、あなたにとって為替介入は投資のチャンス?(3月8日まで)
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=785
驚きの高金利、右肩上がり円定期。最新の金利は?
東京スター銀行
高水準の円預金
オリックス銀行
こちらも好金利
あおぞら銀行インターネット支店
ATM・振込手数料無料と高金利の2週間満期預金が魅力
新生銀行
口座サービスランキング1位
FXランキング1位。圧倒的なローコストで外貨取引を楽しむなら
DMM.COM証券
口座開設+入金するだけで3,200円。個人向け国債でさらにポイント!
楽天証券
証券会社ランキング1位
GMOクリック証券
気になる円預金・円定期預金の金利はここでチェック!
円預金・円定期預金 金利比較一覧
気になる住宅ローン金利はここでチェック!
住宅ローン金利比較一覧
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★最新の銀行キャンペーン一覧はこちら
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★みんなで選ぶ!★2012年、読者が選ぶ銀行ランキング募集中です。投票はこちら
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━









