室蘭民放【2016年12月8日(木)朝刊】
伊達市大滝区で4日に駆除された体重約390キロのヒグマ(伊達市大滝総合支所提供)
伊達市大滝区上野町で今月初旬、体長約2メートル、体重約390キロの雄のヒグマが駆除された。猟友会伊達支部大滝部会の橋本強志さん(67)は「47年間猟友会にいるが、これほど太ったクマは初めて」と驚いている。
橋本さんらによると、11月ごろから区内三階滝、上野、円山、昭園でクマの足跡が複数見つかっており、地元猟友会がパトロールを強化していた。
今月4日昼に徳舜瞥山麓公園キャンプ場から約1・5キロ上がった付近で、クマの足跡を追った橋本さんが約3メートル先のササの中で起き上がったクマを発見。警戒しながら移動し、目の前に飛び出してきたところを仕留めたという。クマは6~7歳の成獣だった。
旭川市の旭山動物園もうじゅう館職員・大西敏文さんによると、エゾヒグマの平均体重は250キロほどで、大きくても300キロ。「(体重390キロは)かなり大きい。規格外ですね」と話していた。
(奥村憲史)
【写真=伊達市大滝区で4日に駆除された体重約390キロのヒグマ(伊達市大滝総合支所提供)】
(私見)
もうそろそろヒグマも冬眠に入ると思うのですが、まだ、餌を探してうろうろいしているヒグマもいるようです。このようなヒグマは「穴待たず」と言われ人を襲ったりします。北海道の山に登る場合はヒグマへの注意も忘れずにいてほしいものです。390キロのヒグマに出会ったら、、、武器無しで人間が勝てる可能性はほとんどありません。