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<マダニ>かまれた70代男性が死亡 国内2例目 北海道

2017-07-12 | 感染症に関するトピックス
7/12(水) 毎日新聞記事

 北海道は11日、ウイルスを持ったマダニにかまれて「ダニ媒介脳炎」を発症した道内の70代男性が死亡したと発表した。国内での感染確認はいずれも道内で今回が3例目。死者は2人目となる。

 道保健福祉部によると、男性は6月中旬に発熱や意識障害などの症状が出たため函館市の病院に入院し、今月7日までに死亡した。マダニにかまれた状況は分かっていない。

 道内では2016年8月に40代男性がダニ媒介脳炎を発症して死亡。これが全国初の死亡例だった。北海道大の研究チームが今年、札幌市内に生息するアライグマやネズミなどの野生動物84匹の血液を調査したところ、1割を超える10匹がダニ媒介脳炎のウイルスに感染していたことが判明した。

 道は山や草やぶなどに入るときはサンダルばきを避け長袖、長ズボンを着用して肌の露出を少なくするよう呼びかけている。マダニにかまれた場合は無理に引っ張らず、医療機関で除去する必要があるという。【田所柳子】

管理人コメント:マダニ媒介ではリケッチア症など様々な疾病を引き起こします。ダニ媒介脳炎は東ヨーロッパ、ロシア、バルト三国で多く認められている脳炎で、オーストリアでは定期接種となっております。本邦では認可されておらず、輸入ワクチンとなります。現時点ではつくばではダニ媒介脳炎ワクチンは常備しておりませんが、関係者、行政などとも相談し、必要性などについて検討してまいります。マダニはまず咬まれないことが肝要です。マダニシーズンですので、対策を是非お願いいたします。
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