戯人舎

『夢あるいは現』日記

夢あるいは現」日記 『銭湯にて、なぜか青春時代』

2017-06-22 | 日記
 久しぶりに書く。
 ほうせんか病院のロビーコンサートのことや、友遊の里の食堂でのコンサートのことも書かなければならないのに、久しぶりにもかかわらず、別のことを書く。
 まともな歯の数を数える方が早いほど歯が悪いのに、どう言う訳か最後まで残っていた「親知らず」をとうとう抜いた。長い間グラグラしていたので、そのうち自然に抜けるだろうと放っておいたけれど、痛くなって来たので歯医者で抜いてもらった。意外に大きかったので、驚いた。
 次の日は確かめることがあったので『なぜか青春時代』のVHSを引っ張り出して来て久しぶりに観た。ちょうど一回り、12年前の今日6月19日の録画分だった。ベテランの役者は何人か亡くなられていたし、中堅や若手も芝居の世界から、もう足を洗っている者も居るだろう。例によって、ああすればとか、こうすればと愚にもつかないことを思いながら観ていたら、最後あたりの、芝居が盛り上がる所で不意に涙が出て、驚いた。
 その次の日は、やっと念願の散髪に行くことが出来た。千円ほどでパッパッと切ってくれる所より、くだらない大将とのおしゃべりや、手元が大丈夫かと心配になる先代の女将さんの顔剃りの方が良い。今日は、その会話の中に出て来た銭湯にも、帰りに寄った。銭湯も、今は440円だ。木札の靴入れに靴を入れて、番台にお金を置いて、脱衣箱の鍵を腕にはめて、何だか久しぶりな感覚を味わった。そう言えば早い時間帯に居る倶利伽羅もんもんが入って来たり、洗い場の鏡に、永久整骨院なる効き目がありそうな名前の広告があったり、湯船に、和歌山の高名な備長炭がネットに入って沈められて、効能が壁のタイルにデカデカと書かれている。脱衣所の扇風機にあたりながら、さすがに牛乳は恥ずかしいので、オロナミンCを飲んだ。
 外に出て、この何日かの、時間軸が逆回転を始めた甘い感傷も、そそり立つハルカスが一瞬で打ち砕いた。あまりの呆気なさに、驚いた。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「夢あるいは現」日記 『時... | トップ | 「夢あるいは現」日記 『信... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。