怠惰のすゝめ

読書の感想や備忘録に

司馬遼太郎著『世に棲む日日』を読んで

2016-10-12 14:36:42 | 日記
 司馬遼太郎の作品を読むのはこれで二度目だ。最初は『坂の上の雲』だったが、途中で断念してしまったので一度目に数えるべきではないかもしれないが。
 この作品は夭逝した長州の偉人である吉田松陰(吉田寅次郎)と高杉晋作(東行)を主人公としている。二人の伝記としての要素以前に幕末期の長州の動きを事細かく知ることができた。伝記としては高杉晋作に私は憧れを抱いたが、なぜそう思ったのだろうか。松蔭は自らの思想をばら撒き、高杉は行動に移したことの違いだろうか。
 陽明学に知行合一という言葉があり、知識と行動が伴うことが必要性を説いたものだ。しかし、私には行動が足りないのだ。だから高杉のような生き方に憧れる。知行合一どころかむしろ、行が先行しているかもしれない彼の生き方に。だからこそ彼は現代人に比べれば短い生涯ながら、歴史に名を残すことができた。
 私はどうだろうか。まあ時代が時代だ。彼のような行動はできない。しかし、何かを為さなければいけないという強迫観念が漠然とある。さあどうする。
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